俺がまだガキだった頃
この国は貧富の差が大きかった
今でこそようやくその差は目立たなくはなってきているが
昔はそれこそ雲泥の差と言っても過言ではなかった
俺はその貧困の差が激しかった頃生まれた
貧民街のとある家で三男として
そこで数年暮らしていたが暮らすのが困難になっていった
そして遂に両親は子を捨てた
1番金のかかる俺を捨てた
そして俺は1人になった
行くあてはなくただ街中をさまよう
そして気が付くと俺の行き着いた先はスラム街と言われる場所に来ていた
そこには自分と同じような歳の子供が何人も何十人もいた
そこで俺は最初に手荒い歓迎を受けることになった
結果としては俺の惨敗
手も足も出なかった
生き抜くにはそれ相応の力が必要ということをこの敗北で学んだ
それから数週間の時が過ぎる
今では最初に手荒い歓迎をしてきた奴らも簡単に倒せるほど強くなった
それだけでなく生きるために必要な食料の確保もスムーズになっていった
そんなある日のことだ
俺が住処にしてる場所で盗んだ食料を食べようとしていた時のこと
何人かの足音が聞こえ俺はたまたま拾ったナイフを構える
夜にやってきたのもあり顔こそあまり見えなかったが3人で来ていたことはわかった
3人のうちリーダーと思わしき奴が俺に向けて一言
【俺の下につかないか?】
夜遅くになにようかと思えば勧誘だった
俺は誰かの下には付かないと言うとその男は【そうか】と言いあっさり引いた
だが翌日の夜またそいつが来た
今度は1人でやってきていた
話の内容は昨日と変わらない勧誘
俺の意思も固くその勧誘をまた断る
するとその男は昨日と違う行動にでた
あっさりと引き下がらないのだ
そしてその男は話し合う姿勢から攻撃する姿勢にと変えた
意地でも俺を仲間に勧誘したいらしい
やらなきゃやられるそんな場面だったため俺も立ち上がり攻撃体勢に移る
ゼル
カル
ゼル
カル
ゼル
カル
カル
カル
カル
カル
ゼル
ゼル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
ゼル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
カル
ゼル
カル
カル
カル
ゼル
カル
ゼル
カル
ゼル
カル
カル
そういいカルと名乗るその人は去った
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
ゼル
〜とある廃館〜
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
カル
コメント
1件
いわゆる過去編ってやつですね