コツコツコツ…
人がいなくなって静かな廊下に自分の足音が響く
でもその音とは別の音が聞こえる
だんだん早くなり
その音に比例するように苦しくなっていることに気づく
そうか、これは私の心臓の音
つらい、逃げ出したい
でも、もう逃げることはやめるって自分に言った
なんて考えていたら屋上につながる階段まできていて
一段一段ゆっくりのぼる
ガチャ
柊人
絵麻
絵麻
クラスメイト
クラスメイト
人がたくさん集まっている校庭でぶらぶらしていると、クラスメイトに話しかけられる
凛久
クラスメイト
凛久
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
凛久
凛久
クラスメイト
そういい、手伝わされることに
考え事なんて一つしかないけど
先輩
今頃あいつとあっているのかな
バレバレなんだよな
考えていることが顔によく出るから
多分、自分では気づいてないだろうけど
でもそんなところが好き
だから、あの倒れた日から先輩が何を考えているのかすぐにわかった
そんなことわかりたくもなかったけど
萌花
萌花
凛久
声がした方に振り返ると、先輩と仲のいい…名前なんだっけ
萌花
萌花
凛久
萌花
凛久
凛久
萌花
松本先輩のさす方にはたくさんの人に囲まれながらも準備している人が
凛久
萌花
凛久
萌花
萌花
凛久
萌花
凛久
凛久
背中を向け作業に戻ると
萌花
松本先輩は歩いて行った
きっと先輩は絵麻先輩の事大切に思っているから俺にくぎを刺しに来たんだと思う
凛久
絵麻
屋上に行くと日が落ちてきていて、しゅう君がいるフェンスから下をのぞくと後夜祭が始まりたくさんの生徒が集まっている
柊人
絵麻
絵麻
フェンスの下を見たまま
私もしゅう君もお互いの顔を見ない
それでは今から、ダンスタイムにうつりましょう!
アナウンスの声とともに集まっている生徒たちが広い校庭に散らばり、踊り始める
柊人
しゅう君の見ている先を見ると
絵麻
上原君ともえちゃんが2人で楽しそうに踊っている
絵麻
柊人
絵麻
柊人
変に緊張してうまく話すことができない
でも、そろそろ話さなきゃ
絵麻
覚悟を決めてしゅう君の方に向き声をかけた
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