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さとみの死で、3人が苦労している間

莉犬も大きな事態に直面していた

莉犬

い、硫黄島…ですか?

栗林忠道

そうだ

日本陸軍の最高指揮官、栗林忠道は硫黄島へ行くと行った

だが、もう日本の敗戦の色は濃い

しかも、もう兵士も職業軍人がほとんど居らず、軍経験のない一般人で構成されていた

栗林忠道

アメリカは、すでにグアム島、サイパンを手中に収めている。

栗林忠道

そして、次に硫黄島に目をつけたんだ

栗林忠道

なぜなら、ちょうど東京とグアム島の真ん中に位置しており

栗林忠道

平らな地形に南に摺鉢山があるから、空軍の滑走路を作るのにぴったりなんだ。

莉犬

じゃあ…!それができたら…

栗林忠道

ああ、絶対に奪われるわけには行かない。

この時の日本軍はわずか二万人…対して、アメリカ軍は世界最強の海兵で、16万人もいる

栗林忠道

(この状態で勝つのは困難だろうな…)

栗林忠道

だから

栗林忠道

「ゲリラ作戦」を決行しよう。

栗林忠道

1日でも長く生き延び、日本本土の国民を守る。

栗林忠道

少数の一般人にもできることはあるはずだ。

栗林忠道

さぁ、行くぞ!

莉犬

はい!

兵隊たち

はい!

莉犬

こ、ここが硫黄島…

栗林忠道

よし…お前たち

栗林忠道

硫黄島の地下に穴を掘るんだ!

莉犬

えぇ!?

栗林忠道

自決や、玉砕作戦は禁止だ

栗林忠道

さぁ、早く!

莉犬

は、はい!

数時間後

莉犬

うぅ…暑い…

栗林忠道

お前たち!危険だから交代で進めるんだ!

兵隊たち

はい!

莉犬

た、助かった…

硫黄島は火山の島であり、地下の気温は約70度にもなった

しかも、穴を掘るスコップは限りがあるため、ほとんどの兵士は自らの水筒のスコップを使って掘った

莉犬

はあっ…はあっ…

莉犬

まだ…まだだ…!

兵隊たち

よし、交代だ!

莉犬

いえ、まだやります!

莉犬

(日本のためだ…!)

莉犬

(俺は多分生きては日本に帰れない…)

莉犬

(だから…せめて4人には幸せになってもらわないと…!)

戦争を生きる僕たちは、青い空が見たい

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