/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ユイさん
ユイさん！！
ユイ
！
ユイ
（そうだ私…瓦礫に…）
ユイ
くっ…
起きあがろうとするも顔以外は瓦礫の下、感覚があるかもわからない
ユイ
（周りには誰もいないな…）
ユイ
（よかった…私が死ぬだけなら問題ない）
ユイ
（…いや、違う）
ユイ
（女の子が…私がかばった女の子…どこに…）
ユイ
（見つからない…）
ユイ
まさか…
ユイ
（この下？）
少し距離を置いて野次馬がいるその集団の中から1人の少年が飛び出してきた
アユト
ユイさん…！
ユイ
（保護対象…？）
ユイ
（こっちは危ない…まだASAの姿が確認できていないのに…）
ユイ
来るな
アユト
嫌です！
ユイ
聞いて、離れろ
ユイ
（ここは危ない…怪我をさせるわけには…）
アユト
それじゃユイさんが死んじゃう！
ユイ
（…いや、そうだ、いま私が死んだら女の子が…保護対象も…）
ユイ
…
ユイの上にあった瓦礫をアユトが取り除く
アユト
大丈夫ですか…！？
アユト
俺を逃すために…？
ユイ
そう
ユイ
（助かった）
ユイ
（ちょっと恥ずかしいから…また今度）
ユイ
今度こそ逃げて
ユイ
シキを探して守ってもらって
アユト
…でも
ユイ
（ちょっとは話聞いてよ）
ユイ
（保護対象のことを考えて言ってるのに）
アユト
他に何かできることは…
ユイ
うざい
アユト
っ…
ユイ
（ほら…私嫌いになったでしょ？）
ユイ
（私…最低でしょ？）
ユイ
（だから離れて、嫌いになって）
ユイ
（悲しくないって言ったら嘘になる）
ユイ
（…でもそれで保護対象が生きるのなら…嫌われるくらい…）
ユイ
！？
ユイ
エヴィラム…
エヴィラム
久しぶりだなストーカー女、
エヴィラム
おや？怪我してるじゃねぇかw
ユイ
…
ユイ
（今中隊長クラスには会いたくなかった…）
ユイ
（私は今ナイフを持ってない…携帯してる銃で対応するしか…）
エヴィラムは騒ぐ野次馬の方に銃口を向ける
エヴィラム
こっちは的か？
ユイ
やめろ、巻き込むな
ユイ
狙いは私でしょ
エヴィラム
半分正解だ
バァンバァン！！
エヴィラムはユイに銃を乱発する
ユイ
（落ち着け、よく見ろ）
冷静にかわす
ユイ
（幸い軽い脳震盪だけで大怪我はない、やれる）
ユイ
…
ユイも銃で応戦する
バァン！！
ざわざわ…
なんだあれ…銃撃戦？
逃げるぞ！殺される！
ユイ
（野次馬うるさい…エヴィラムが反応したら殺される…）
ヒメちゃん！！
ヒメちゃん！！！！！！！！
ユイ
（…女の子の親か）
ユイ
（先救出したいけど先ASAの対応を…）
ユイ
（でも優先すべきは女の子の命だ）
エヴィラム
相手に背中向けんじゃねーよw
バァン！！！！
ユイ
！？
銃弾が左腕を掠める
ユイ
（はやく、はやく女の子を…）
エヴィラム
おい、調子乗んなよ
ユイ
くっ…
エヴィラムが邪魔をする
エヴィラム
ガキが埋まってんじゃねぇか
エヴィラム
それを助けたいんだなw
ユイ
…
エヴィラム
お前ぶっ飛ばしてこいつら全員血祭りに上げてやるぜ
ユイ
（そんなことさせない…絶対…）
エヴィラム
ういー
バァンバァン！
エヴィラムが野次馬の方に銃を撃つ
お、おい！！！血が出てるぞ！！！！
逃げろ！！！！！！！！
ユイ
！
エヴィラム
だからよそ見すんなってw
ユイ
あぐっ…！
野次馬の方に視線を移した瞬間、エヴィラムの蹴りを腹部にくらう
ユイ
（女の子を早く助けないと死んじゃう）
アユト
ユイさん！
ユイ
（思考を遮らないでよ…）
ユイ
…？
アユト
俺がこの子を避難させます！
ユイ
（また何を…危険だって言ってるじゃん）
ユイ
無理、危な___
アユト
なんとかします！
アユト
ユイさんが死ぬ方が危ない！
アユト
お願いします！
ユイ
（何を考えてるの…？）
エヴィラム
だからよそ見すんな
ユイ
くっ…
受け流すもアユトに視線を移しただけで直接蹴りに来る
ユイ
（わからない…）
ユイ
（わからなくていい、私が2人とも護ればいい）
ユイ
はやくして
アユト
！！
アユト
…はい！
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
