零夜
‥‥パチッ
紫
!零夜君!
零夜
紫さん…?
紫
大丈夫?
零夜
?はい
紫
そう…
紫
少し待ってて
零夜
コク
数分後
永琳
起きたのね
永琳
体は大丈夫かしら?
零夜
はい
紫
あ、そうだ
紫
零夜君
零夜
?はい
紫
貴方の中にもう一つの人格があるの
零夜
‥‥(シオンの事かな?
紫
その子を少し呼んでくれないかしら
零夜
(…シオン、いい?
…別に構わん
それじゃあ代われ
零夜
…なんだ
紫
貴方ね
零夜
用があるならさっさとしてくれ
紫
…愛想悪いわね
零夜
てめぇら妖怪には言われたくねえよ
紫
‥‥‥
永琳
紫、聞くなら早くしなさい
紫
分かってるわよ
紫
まず、貴方は何者なの?
零夜
‥‥零夜の能力、とでも言えばいいか
紫
…どういうこと?
零夜
零夜の能力は分かってんのか?
紫
‥‥分からないわよ
零夜
零夜は真似る程度の能力
零夜
俺も能力を持っている
紫
…何かしら?
零夜
そう易々と言うとでも思ってんのか、妖怪風情が
紫
なら、種族ならいいかしら?
零夜
…なんなんだろうな
紫
え?
零夜
俺自身でもわからねぇ笑
紫
‥‥‥
零夜
で、聞きたいことはそれだけか?
紫
…最後に一つ
紫
貴方は…”幻想郷に害する存在”かしら?
零夜
‥‥それはお前ら次第だ
零夜
お前ら妖怪の行動一つで決まることだ
零夜
もっとも、暴れるとしてもこいつ(零夜)の体ではやらないがな
零夜
先にこいつが壊れちまう
紫
あら、零夜君には優しいのね
零夜
当たり前だろ
零夜
こいつは妖怪よりもよっぽどいい
紫
…どうしてそこまで妖怪を嫌悪するのかしら?
零夜
…それをお前に言う義理はない
紫
‥そう
零夜
…
零夜
(零夜、いいぞ
零夜
‥‥フゥ‥
紫
‥‥‥‥
永琳
‥‥
零夜
…紫さん
紫
あ、ごめんね
紫
何かしら?
零夜
‥シオンと何を話したのかは分かりませんが
零夜
シオンを害するなら、助けてくれた人たちでも許しませんよ”
紫
…シオン?
零夜
?
すまん零夜、名前言い忘れた…
零夜
(大丈夫だよ
零夜
さっき紫さんが話してた
紫
あの子の名前なのね
紫
まあ、気を付けるわ
零夜
‥‥‥