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うおおおお意外な結末!!!
すいません、どなたか解説お願いします
翌日 通学路
ヨシサト
ヨシサト
チサト
チサト
セーラー服を視界の端に認め
務めて柔らかい表情で声をかける
それに対して、返ってきたのは隠すつもりもない嫌悪感だ
苦々しいと表現した方がいいだろうか
僕との関わりを面倒がっているというよりも
僕自身のことを嫌っている
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
心臓が小さく跳ね回り、喉が渇き、手の平が濡れる
震えそうな喉を必死に落ち着けながら、僕は唾を飲み込んだ
年下の女の子と話しているだけなのに
こんなにも緊張したことがあっただろうか
風が、耳元で鳴った
ヨシサト
突風が通りすぎる
彼女の髪がぶわりと巻き上げられ
温度のないその視線が、僕をうんざりと見ていた
チサト
チサト
あぁ、そんな気はしていた
この子は、殺人の事実を隠すつもりすらないのだ
ヨシサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
チサト
肯定の直前、彼女の唇から吐き出されたのは
苛立ちと憎しみからくるような、震えたため息だった
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
言い終わったあと、彼女は
馬鹿馬鹿しそうに、吐き捨てるように笑った
チサト
チサト
チサト
チサト
あぁ、あなた
父さんたちから聞いたわよ
いじめに負けて逃げてきたんだって?
確かにボロ雑巾みたいにしたくなる顔してるものね
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
言葉もなかった
確かに、ミカさんなら言いそうだという思いもある
親戚内ですら発揮されていた毒舌だ
こんなことを思ってはないけないと分かっているけれど
あぁ、仕方ないと、思ってしまう
ヨシサト
ヨシサト
それにしては妙だ
彼女の傷は頭の先から足先まで
ずっと座ったままだったとは思えない
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
……一種のヒステリー状態だろうか
殺意が強すぎて、逆に腕が動かなかった?
少しむずかしいかもしれないが、有り得なくはない
ヨシサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
チサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
チサト
ヨシサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
チサト
血走った目を見開き、山向こうを見つめた彼女は
もはや僕のことなど眼中にすらなく
僕はひどく虚しい思いでおじの家に帰り
そっと、帰宅のための荷造りをはじめた
その夜、彼女の家には何台もの車が訪れ
泣き叫ぶご両親を残し、連行されていった
ヨシサト
自宅に帰り、すでに数日が経ったが
霧の中にいるような気分が抜けないまま
授業も手につかず、自主休講を続けている
ニュースは彼女の予想通り、あの事件で賑わっている
ムラ社会、いじめ、地元権力者の娘、犯人の境遇
どれをとってもセンセーショナルだからか
毎日朝から晩まで飽きることなく
コメンテーターたちがしたり顔で議論を交わしていた
ヨシサト
ヨシサト
「一つだけ覚えのないことがありましたけど」
その言葉を思い返し、さっき目にしたばかりの
ネットニュースのコメント欄に視線を戻す
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
ナナシ
それ以降は読む気にならず、スマートフォンを放り投げる
そうだ、たくさんの人間がいれば可能だ
だけどそれを知っている人間は誰だ?
どうやってそんな人数を集めた?
村人たちがお互いに告発している?馬鹿な!
ヨシサト
ヨシサト
ヨシサト
滞在中、何度か言葉を交わした女中さん
帰宅の日、挨拶しようと探し回ったが見つからなかった
それどころかあの人の容姿を伝えると
いろいろな人が顔を青くして、同じように言ったのだ
なぜあなたが中岡の娘のことを知ってるんですか、と