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あれからしばらくして、夜が明ける頃。
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽんが静かに目を覚ました。
頭が重く、体は鉛のようにだるい。
にゃぽん
どうも一日中寝ていたらしい。
首に手を添えた瞬間、包帯の感触に気づく。
にゃぽん
寝室を出て、ふらふらとリビングへ歩く。
そこには日本の姿はなかった。
散乱した救急道具、血のついた包帯。
にゃぽん
記憶が、断片的に蘇る。日本の怒り、刃物の冷たさ、痛み――
ソファに座り込むと、そのまま動けなくなった。
(ピンポーン)
玄関のチャイムが鳴った。
台湾
けれど、にゃぽんには応じる力がなかった。
台湾
台湾はドアノブをひねると、鍵は開いていた。
台湾
玄関を入った瞬間、異様な気配に眉をひそめる。
にゃぽん
遠くからうめき声が聞こえる。
台湾
急いでリビングへ駆け込んだ。
そこにいたのは、ぐったりとソファにもたれ、目に光のないにゃぽんだった。
台湾
台湾
にゃぽん
台湾
にゃぽん
台湾
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽんの目から涙が溢れた。
にゃぽん
台湾
台湾はにゃぽんを抱きしめ、震える背中をそっとさすった。
台湾
台湾
台湾は急いで連絡を取った。
(ガチャッ)
アメリカ
パラオ
すぐにパラオとアメリカが駆けつけてくれた。
アメリカ
パラオ
台湾
台湾が簡潔に状況を説明する。
アメリカ
アメリカ
にゃぽん
アメリカ
にゃぽん
にゃぽん
アメリカ
アメリカの目には怒りが宿っていた。
台湾
(ガチャッ)
台湾が慌てて止めようとするが、アメリカは無言で家を出ていった。
パラオ
パラオも顔を青くする。
台湾
パラオ
台湾
台湾が落ち着いた口調でにゃぽんに尋ねた。
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽんは自分の言葉に困惑した。
台湾
にゃぽん
台湾
にゃぽん
台湾
にゃぽん
にゃぽん
その日の夜。
台湾
にゃぽん
パラオ
パラオと台湾は冷蔵庫の食材で野菜スープを作った。
台湾
にゃぽん
パラオ
にゃぽんは微笑んだ。
その頃――
日本は夜の路地を、ふらふらと歩いていた。
アメリカ
アメリカが道端に立っていた。
アメリカ
言葉とは裏腹に、目は本気の怒りに満ちている。
日本
アメリカ
日本はその場に正座した。
日本
日本
アメリカ
アメリカ
アメリカ
アメリカは拳を下ろした。
アメリカ
日本
アメリカ
アメリカ
日本
アメリカ
アメリカは笑みを浮かべたが、その目は真剣だった。
アメリカ
日本
アメリカ
アメリカ
日本
アメリカ
日本
アメリカ
日帝だったことをだよ。
(つづく)