TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
じいちゃんのタイムマシーン

じいちゃんのタイムマシーン

「じいちゃんのタイムマシーン」のメインビジュアル

124

第百二十四話:マシーンの復活!?

♥

6

2022年09月17日

シェアするシェアする
報告する

コヨミ

いってきまーす!

西暦2055年

いつもの通学路を一人の少女が歩いていた

コヨミ

今日もいい天気♪

どこにでもいる普通の少女

でもこの後

少女は自分では想像もつかない体験をすることになる

コヨミ

おはよう!

女子生徒A

おはよう

女子生徒B

コヨミ~

コヨミ

朝から元気いいね

女子生徒B

さっき根岸先生と話したんだ~

コヨミ

なるほど……

女子生徒A

コヨミが羨ましいよ

女子生徒A

すぐ近くにいられるんだから

コヨミ

いやいやいや

コヨミ

実家が隣ってだけだよ

コヨミ

それに!

コヨミ

歳だってうちの親よりちょっと若いくらいだし

女子生徒B

でもイケメンじゃん!

コヨミ

まぁ……

コヨミ

そうかもしれないけど……

昼休み

奨太

コヨミちゃん

コヨミ

奨太さん!

奨太

学校でその呼び方はダメって言ってるだろ?

コヨミ

はいはい

コヨミ

根岸先生!

コヨミ

私に何か御用ですか?

奨太

放課後、時間ある?

コヨミ

ありますけど……

奨太

見せたいものがあるんだ

コヨミ

見せたいもの?

コヨミ

何ですか?

奨太

それは後のお楽しみ

奨太

詳細はメッセするから

コヨミ

あ、先生!

コヨミ

見せたいものって何なんだろう……

しばらくすると

少女のスマホが震え

予告通りにメッセが届いた

奨太

放課後の件だけど

奨太

駅で待ち合わせでもいいかな?

コヨミ

駅ってどっち?

奨太

柳の方

コヨミ

了解です

放課後

奨太

コヨミちゃん

奨太

おまたせ

コヨミ

みんなこっち見てる……

奨太

大丈夫だよ

奨太

誰もこんなおっさんと付き合ってるなんて思わないだろうし

コヨミ

先生!!

奨太

冗談だよ

奨太

ごめんごめん

コヨミ

もー!!

コヨミ

ってかどこ行くんですか?

奨太

俺の研究室

根岸奨太はコヨミの高校の非常勤講師で

普段は大学の研究室で機械工学の勉強をしている

コヨミ

何ですか?

コヨミ

ここ……

奨太

再現するのに苦労したんだ

そこはまるであの地下室のような空間だった

奨太

前に君のお祖母さんの話を聞いたことがあって

コヨミ

私のお祖母ちゃん?

奨太

それで思いついたんだ

奨太

歴史の修正力に勝つ方法はないかなって

コヨミ

あの……

コヨミ

どういうこと?

コヨミ

先生の……

コヨミ

奨太さんの言ってること全然わかんない……

奨太

では問題です

奨太

あの奥にあるのは何でしょう?

見た目は黒のマッサージチェア

フットマッサージ付きの

高級そうな革張りの椅子

コヨミ

あれって……

コヨミ

椅子?

奨太

不正解

コヨミ

マッサージチェア!

奨太

それも違う

コヨミ

も~

コヨミ

わかんないよ~

奨太

とりあえず起動するね

コヨミ

起動って……

コヨミ

あのヘルメットも意味不明だし……

ギュィィィィィィン!!

聞き慣れない機械音

青白く光るヘルメット

奨太

念のためにこれ着けておいて!

コヨミ

サングラス?

奨太

強い光から目を守るためだよ!

裸眼では眩しすぎてわからなかったが

ヘルメットにはゴーグルのようなものがついていて

起動すると出てくる仕組みになっているようだった

青白い光はしばらく続いた後、突然消え

コヨミ

え?

コヨミ

これで終わり?

奨太がパソコンのキーボードを叩く

奨太

起動成功だ

コヨミ

奨太さん……

コヨミ

これって……

奨太

タイムマシーン

奨太

って言ったら信じる?

コヨミ

え?

奨太

これはね

奨太

僕の曽祖父……

奨太

根岸作造が作ったものなんだよ

コヨミ

タイムマシーン!?

奨太

完全に停止させられて眠ってたんだけどね

奨太

復元したくてずっと研究を続けてたんだ

奨太

曽祖父は十四年前に亡くなったんだけど

奨太

僕が大学に入った頃からずっと入院してて

奨太

タイムマシーンのことを直接、聞けなかったんだ……

奨太

でも亡くなった時に形見分けで研究用のノートとか一式を譲り受けて

奨太

やっと完成したんだよ

コヨミ

マジ……

奨太

コヨミちゃん

奨太

これを使って

奨太

過去に飛んでみる気はない?

コヨミ

え……

コヨミ

えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

じいちゃんのタイムマシーン

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

6

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚