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シャーウ

(………あれ?)

初めてだった

人とどう接したらいいか、分からなかったのは。

アイザック

…それだけ?もういい?

シャーウ

あ……何か用事でもあるの?

アイザック

うん、まあ。買い物だけど

シャーウ

頼まれたんだね

シャーウ

そうだ、僕もしばらく時間があるから行ってもいい?

アイザック

あ、そうなんだ。いーよ、じゃあハイ。

シャーウ

アイザック

行ってきてくれるんでしょ?

シャーウ

一緒に行かないの?

アイザック

え、やだよ。買い物も疲れるのに、人と話さなきゃいけないなんて…

シャーウ

シャーウ

じゃ、買い物は僕が…してあげるから、少しだけ話そうよ

アイザック

ん?ならいいよ

アイザック

ちょっとだけなら

シャーウ

いや…自己中すぎるだろ!!

マジで無理。絶対無理。

感想はそれだけだった

会話する気ないし、こっちがどれだけ寄り添っても気にも留めていない

ほとんど聞いてないような相槌に、ぼーっと風景を見つめたり、僕を貶すような話し方をしたり。

コミュニケーション能力が低すぎる。今まで人と会話したことないのか?

極めつけには、「なんか言いたいことがあったとかじゃないの?

じゃあもう行くね、あとでテヘルに届けといて」なんて返事を待たずに去っていった

シャーウ

(ふつうの会話ができない…!)

シャーウ

(そうか、ああいう人間だから…テヘルくんはワガママに横暴にできるのか?)

シャーウ

いや…僕が無理やり連れて行こうったって不快な顔で…動かないままだ

シャーウ

なら一体どうしたら…

かくなる上は、力技

アイザックの心を、今度は文字通り"奪おう"とした

僕はアイザックを、本当の意味で…この世から失わせる。

僕は彼らを尾行し、生活の大体を把握した

絶対にすべてを奪って、僕と同じになってもらうんだと

僕はそのことしか、頭になかった

この頃には僕はもう、完全に狂っていたのだろう。

そして僕は、無防備な窓から部屋に入り込み、アイザックを襲った

アイザック

…っん゙!んん…?

アイザックは最初の一撃で目を覚ました

シャーウ

っ!

僕は焦り、アイザックの目を目がけ───武器を振り下ろす

アイザック

い゙…ッ!

シャーウ

(殺さなきゃ、殺さなきゃ、殺さなきゃ!!)

シャーウ

(死ね!死ね死ね死ね死ね!!!)

次に振り下ろした武器が当たらず、アイザックは視線を上げようとした

そして武器が落ちた瞬間、僕はハッとして逃げ出す

アイザック

くっ…ま、て……お前───!

シャーウ

(なんであんなことしちゃったんだ!!!)

シャーウ

大丈夫。大丈夫大丈夫大丈夫バレてないバレてない

シャーウ

バレるわけない────

テヘル

おいシャーウ、ちょっといいか!?

シャーウ

うわっ!

テヘル

…?

テヘル

悪いな、アイザックが昨日…襲われてさ

テヘル

調べてほしいんだ…!

シャーウ

な、なにを…

テヘル

…驚かないのか?

シャーウ

え!いや…驚いてる、んだけど…

シャーウ

あの…さっき街で聞いて、だから、あれ、気にしてたんだ…

テヘル

…ああそう、うん、犯人、調べてほしくて

テヘル

金ならいくらでも出すから。

シャーウ

シャーウ

やっぱり犯人は許せない…?

テヘル

そりゃ当然だろ

テヘル

アイツに手を出したやつなら────俺が、すべてを奪ってやる。

シャーウ

ひっ…!

シャーウ

(ど、どうし──)

シャーウ

シャーウ

(……でも、あれ?僕が調べなかったらバレない?)

シャーウ

(そ、それなら…!)

シャーウ

あ…アイザックさんは今どんな感じなんですか?

テヘル

今は病院。でもアイツ…もうたぶん────

シャーウ

な、亡くなっ────!

テヘル

ちげえ!縁起でもねえこと言うな!

テヘル

ただでさえ出血量が異常で…死んでてもおかしくなかったんだ

シャーウ

あ…生きて…

テヘル

…っ、でもアイツ…もう、片目が…見えてねえんだ

テヘル

もう片方もぼやけてるって…治るか、分かんねえ

シャーウ

それは…気の毒だね………

テヘル

っどぉしよ、俺……っ気づけなくて───!

テヘルは一瞬俯くので、僕は様子を伺った

と、テヘルはパッと顔を上げて言う

テヘル

ごめん。とにかく、頼むよ

シャーウ

では…はい、承りました

シャーウ

絶対に犯人、探しましょうね…!

テヘル

うん、頼む。ありがとう

その翌日、今日も扉は開かれる

テヘル

シャーウ!!!!!

シャーウ

は、はい!?

テヘル

おま…お前───!

ああ、バレたな。

その瞬間、僕は分かってしまった

テヘル

なんでアイザックを襲ったりすんだよ!!!!

シャーウ

ち、違います!!!!

ほとんど反射だった

でも、分かってた

テヘルが犯人だと決めつけてかかってきた時点で───

かなりの、調査があったんだろうということは。

テヘル

俺だって…っ違ってほしかった!!

テヘル

でも異常なくらいに証拠があるんだよ!!

テヘル

なんで…なんでっ!!!

シャーウ

い、や…違っ…

シャーウ

(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい)

シャーウ

(やだやだやだやだ!!!)

そのとき、また───扉が開く

 

取り込み中…ですかね、すみません

 

アイザックさんの傷害事件についてなんですが───

おかしなことにソイツは────俺が犯人だという"事実"を、訂正した

そして─────

テヘル

は…?どういうことだよ、いきなりあんな膨大な証拠がぜんぶ…

テヘル

ぜんぶ、裏返っただと────?
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