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結愛
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賑やかな声と
時折響く、黄色い歓声
ここは、お姫様と王子様のお城
……の、はずなのだけど
私の王子様は今日も居ない
「そろそろ諦めたら?」
なんて、言われても
諦めきれなくて、毎日来る
みんなこんな場所に来るのやめた方がいいって言うけど
……人の現実逃避に、現実を混ぜないで欲しい
苦しくて逃げてきてるのに
楽しくなりたくて来てるのに
全く、失礼しちゃう
なんて、苦手なお酒に口をつけていたら
隣から響く、黄色い歓声
……
……あぁ、そうだ
私、彼に会いに来たのに
どうして、1人なんだろう
お客さんを1人にさせまいと
ヘルプの人が付いてくれるから
その人の話を聞きつつ、黒い思考に染まっていく
欲望が、滲み出てくる
(あぁ、きっと私)
(これに呑まれたら、終わるんだ)
コメント
3件
「お姫様と王子様のお城」って表現してるのめっちゃ素敵✨✨ 周りから何をどう言われてもそれに負けずに通い続けるの凄いと思うけど、黒い思考に呑み込まれてしまったら……って考えると一日でも早くこのお城から飛び出して欲しいと思った💭 でも、タイトル見るともう既に半分は堕ちてしまってることだからもう抜け出すことは不可能かもしれないのかな……