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呪われた運命のミスA

第1話 - 呪われた運命のミスA

2020年01月19日

#切ない

#大切な人

#ちょいホラー

#命懸け

#過激な仕事

#人間解剖係

KANA0609

人間解剖係

君は、居場所が欲しいかい？

優來

･･･はい

人間解剖係

何をしてでもかい？

優來

･･･はい

人間解剖係

なら、君に仕事を与えよう

優來

仕事･･･？

人間解剖係

そうだ。

人間解剖係

試練のようなものだな。

人間解剖係

どうする？逃げてもいいんだぞ？

優來

･･･やります！やらせて･･･ください

人間解剖係

いいだろう

人間解剖係

では、早速これを飲んでもらおう

男の人の言う通り、試験管に入った何かを飲むと、体に今までに感じたことの無い独特な痛みを感じた

私は千崎優來。

私は小6（12歳）の時、両親に捨てられた

そんな時、ある1人の男の人に助けて貰った。

私に居場所を与えてくれた

代わりに、仕事があるのだけれど･･･。

優來

あ〜もう、お前ら、なんなんだよ

さくら

優來さん･･･?!ど、どうなさったんですか

優來

･･･なんでみんな私にはいつも敬語なんだよムカつくな。

さくら

ご、ごめんなさい･･･

優來

佐々木ってやつはどこにいる

さくら

た、多分、屋上にいると思います･･･

私は嫌われている

友達なんていない

夏帆

あ！ミスA、遅いよ〜

優來

ごめん、ミスU

夏帆

まぁいいけどね

夏帆

ミスターXがお怒りなのよ。

夏帆

あなた、何かした？

優來

･･･何もしてない

夏帆

え、じゃあなんで･･･あ、電話だ！

夏帆

もしもし、ミスUです！

人間解剖係

今すぐミスAに友達を作れと言ってくれ！

夏帆

いいですけど･･･

夏帆

もしかして、それでお怒りなんですか?!

人間解剖係

そうだ

人間解剖係

あいつにはまだ、我々が人間解剖係なことを教えていない。

人間解剖係

だから、友達を作って上手く騙して解剖することをしないんだ

人間解剖係

せめて友達は作らせて置かないといけないんだ

人間解剖係

頼んだぞ

夏帆

了解です

優來

怒ってた理由、なんだった？

夏帆

･･･そんなことどうでもいいから、友達を作りなさい！

優來

え･･･？友だ･･･え？

夏帆

友達を作りなさい！

夏帆

今すぐに！

優來

･･･なんで？

優來

ってかミスターXが怒ってる理由はなんなのよ?!

夏帆

どうでもいいから、友達を作れぇぇ！

優來

もぉ･･･分かったよ

夏帆

あの、ほら。私の居場所を教えてくれたさくらさんとかどうよ

優來

あの子ねぇ、私のこと恐れてるのよ

夏帆

そんなのいいから、とにかく友達になってって言いなさい！

夏帆

それで、なるべく優しい言葉遣いにするの

夏帆

そして、優しい自分を演じて！

夏帆

そして、自分を仕事内容は決して明かしては行けないわ

優來

･･･分かった、やってみる

夏帆

頑張れ、ミスA！

優來

あの･･･さくら、ちゃん･･･？

さくら

え･･･あぇ?!優來さん･･･?!

優來

あの･･･私と、友達になれ･･･じゃなくて、友達になってください

さくら

･･･?!

さくら

いいですけど、いきなりどうしたんですか?!

優來

いや･･･友達いなくて、寂しいなぁ〜って

私は“普通の女の子”を演じた

本当は普通の女の子じゃないのに

さくら

あ、友達になる代わりに条件があるんですけど、いいですか?!

優來

･･･条件？

その時のさくらちゃんの目は、何かを探るような目だった

さくら

だって、どうせ、私と友達になりたい理由って･･･

｢仕事の為でしょ？｣

優來

･･･え？

さくら

そういうことだから、放課後、教室で待ってて〜

彼女は

なぜ仕事のためだと知っているのだろうか･･･

優來

どうしよう、ミスU

夏帆

ん？

夏帆

なんかあったの？

優來

それが･･･

優來

さくらって子、普通じゃなくて

夏帆

どういうこと？

優來

友達になるなら条件があるって言って･･･

優來

私が条件？って聞いたら･･･

優來

だってどうせ、私と友達になりたい理由って･･･

優來

仕事の為でしょ？って耳打ちしてきたの

夏帆

･･･優來。

夏帆

そのさくらって子、今すぐ離れなさい

優來

･･･え？どうして？

優來

友達を作れって言ったの、ミスUでしょ?!

夏帆

いいから！

夏帆

さくらって子に近づいちゃダメ！仕事の邪魔をされる

夏帆

ミスターXの･･･命が危なくなるかもしれない

優來

･･･ミスターXの命が?!

夏帆

そう

夏帆

だから離れて

夏帆

お願い

優來

承知した･･･

私はまるでわけが分からなかった

呪われた運命のミスA

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