コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
__放課後
家に帰る途中、ジェルくんからこんな一言が送られてきた
ジェル様
、、ころちゃんも?
もっと成績上げたいのかな?
というか何でコイツ自分に様付けてんのか小一時間ほど問い詰めたいですね
疑問に思い少し戸惑ったがすぐにスマホを打つ。
、、、早く打つことは僕の得意分野だ
黄神瑠斗
そう返信した後、家の玄関を開けてすぐにリビングに足を向ける
黄神
黄神母
カーテンが閉め切られた部屋で椅子に座る母が静かにそういう
黄神
黄神母
彼女は”おかえり”とは言わず無表情のまま言葉をこぼす
黄神
黄神母
黄神
先ほど言われたことを忘れかけていた。もし人数が母に言った数より多かったら怪訝な顔おをするからなぁ、、
黄神母
黄神
そう言ってリビングを離れた。
ちなみに父は優しく、無理して夜遅くまで働いており、お金にはあまり困っていない。
ただ母が鬱気味ではなければ幸せな家庭だっただろう
黄神
独り言を呟きながら階段を上る
黄神
類は友を呼ぶと言うか何というか。
僕の周りのうち数人は何か闇を感じる。
ただころちゃんほどではないので、あまり分からないが。
莉犬に至っては顔に出やすいので僕にでもよくわかる
黄神
__実を言うと彼ともっと仲良くなりたいがために遠井さんも連れカフェとかに通っている。
、、、莉犬が何で病んでるかは知らないけど。
まぁいつか助けになればいいかな、と軽く考えたりしていた。
ハンガーにかけたベストをタンスに入れる
黄神
もう僕と同じ仮面をつける人を見たくない。
僕がころちゃんに助けられたように、
僕も誰かを助けたい。
、、、もちろん僕自身も幸せになりたいけど。
その時、インターホンが鳴る
__幸せって、誰かと恋に落ちることなのかな。
誰もいない部屋で僕は呟き、階段へ向かったのだった