オミズさんからの一報に、 私はマガツキさんと、 途中で合流したレモンさんと共に 医務室へ急いでいた。
その間に、王国が私を狙っている、 ということが告げられた。 マガツキさんが言うには、
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
…ということらしい。
私は何か引っかかるところを 感じながらも、 マガツキさんについていくのに必死で 違和感の原因は私の頭の中で、 不明瞭なままだった。
ガラッ、と レモンさんが扉を開けると、 室内の視線がこちらに集まった。
シュテルン・アミ
シュテルン・アミ
リーラ・レモン
シュテルン・アミ
軽くガッツポーズをする アミさんに、レモンさんは表情を 和らげたようだった。
机で何かを書いていたオミズさんがペンを置き、立ち上がる。
ハワード・オミズ
カッツェ・キナリ
カッツェ・キナリ
初めの数日以降、全く姿を見せなかったキナリさんがベッドわきの小さなスツールに腰掛けている。
みなさんからは任務に出掛けている、と聞いていたが…。 その任務が終わったということだろうか。
キナリさんがわざわざ、「偶然」という言葉に重みを持たせたのは…。
ジェーン
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
シュテルン・アミ
あの時、地下の部屋へ行くと、 アミさんの言っていた通り マガツキさんがいた…のだが。
男
マガツキ・M・ミコト
ジェーン
私の気配に気付いたマガツキさんは、 椅子に縛り付けられた男に 押し付けていたタバコを引っ込め、 こちらを振り向く。
マガツキ・M・ミコト
ジェーン
この光景を見た上で、 何をしているのか、などという 野暮なことを聞いている余裕はない。
状況を一から説明すると、 マガツキさんは眉間にしわを寄せ、 考え込むように顎に手を置く。
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
ジェーン
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
と、マガツキさんが私の背後、 部屋の隅の椅子を指差した時だった。 男が叫んだ。
男
マガツキ・M・ミコト
男
マガツキ・M・ミコト
突然、 男はうめいたかと思うと血を吐き、 意識を失った。
マガツキ・M・ミコト
男に駆け寄り、 脈を確認したマガツキさんは、 クソ、とだけ吐き捨て、 硬い石の地面を殴った。
…その頃、ちょうど地下室の真上にあたる、拠点の裏手では。
拠点の裏でちゃり、と鳴った首飾りの音に気付くものは、誰もいなかった。
そして、時は現在に戻る。
ハワード・オミズ
プリーメル・シム
カッツェ・キナリ
カッツェ・キナリ
カレイト・コヨミ
ジェーン
さっき、マガツキさんが"私が信用に足るか見極められるまでは伏せることになっていた"と言ったとき。
何故、急に信頼できると判断されたのか。それが違和感の正体だった。
掴めなかった、ということは、おそらく王国で諜報活動をしていたということ。
その上で、捜索が囮や目眩しなどでないことが確定し、情報が共有されたのだろう。
一人で納得していたが、マガツキさんのいつもより低い声がそんな思考を遮った。
マガツキ・M・ミコト
マガツキ・M・ミコト
ジェーン
ぞくり、と背中に悪寒が走る。
マガツキさんだけではない。
この場にいる全員が、静かな、 それでいて激しい怒りの炎を、 胸の中に確実に燃え上がらせているのを感じたからだ。
…どうも王国は、虎の尾を踏んだらしい。
カッツェ・キナリ
ハワード・オミズ
ヤヨイ・タクミ
ジェーン
差し出された手を握り返す。
ヤヨイ・タクミ
ヤヨイ・タクミ
ジェーン
ヤヨイ・タクミ
ジェーン
カッツェ・キナリ
マガツキ・M・ミコト
ハワード・オミズ
カッツェ・キナリ
カッツェ・キナリ
マガツキ・M・ミコト
ハワード・オミズ
ハワード・オミズ
マガツキ・M・ミコト
To be continued—
コメント
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タクミさん推しです‼︎ 続き待ってます‼︎