秀英
まただ…
秀英
ハァハァ…
秀英
もう…やめてくれ…
秀英
あいつの声は聞きたくない!!
秀英が住んでるアパートは家賃が安いかわりにある欠点があった。
それは、壁が薄く日常会話がまる聞こえのアパートだった。
秀英
何なんだよ!あいつ!警察も対応してくれないし!
隣の人
お前は俺に殺される。
隣の人
聞こえてるだろ?
隣の人
今日がお前の命日だ。
隣の人
逃げても無駄だ。
隣の人
お前は俺が殺す。
秀英
ヒッ!
隣の人
覚悟してろ。
秀英
もう嫌だ!
秀英
死んでやる!
ズバッ!
秀英
・・・
一日後
近所の人
聞いたー?そこのアパートでー。
近所の人
聞いた!聞いた!自殺なんでしょ?
近所の人
そうそう、アパートの住人がうるさくておしかけたら死んでたらしいわよ。
近所の人
なんで死んだの?
近所の人
遺書には隣の人が殺そうとするから死んだらしいわよ。
近所の人
おかしいわよね。
近所の人
そうよね。
近所の人
だって…
近所の人
隣の人は5年前に死んでるんだから。
その後
透
まただ…なんだよこの部屋、隣で自殺した人がいるだけなのに…
透
ただ声が聞こえるだけ…
秀英
お前は俺に殺される。
秀英
覚悟して待ってろ…
秀英
今日がお前の命日だ。
透
もう…殺してくれ…