ひより
ひより
電話越しにひよりちゃんが驚いているのがわかる
花奏
花奏
花奏
ひより
ひより
ひよりちゃんの寂しそうな声が胸にいたい
事情が事情でなければ、相手が澤本君でなければ、そして本当にラブい外泊でなければ喜んでいえるのに
花奏
ひより
ひより
花奏
ひより
花奏
花奏
ひより
ひより
ひより
花奏
強くスマホを握り占めた
あたしはお母さんにひよりちゃんの家にお泊りすることをお母さんに連絡した
初めての経験でドキドキと心臓はおびえていたけど、意外とあっさりとOKされた。
ばれてるなんてことないよね?
大丈夫と自分に言い聞かせて澤本君の部屋に戻る
蓮
花奏
蓮
花奏
蓮
電話のこと嫌味でいたんだろうけど正直今の澤本君にそんな力はない
蓮
そういって、起き上がろうとする
ふらふらしているくせに
花奏
花奏
しばらくフリーズしてた澤本君がこちらを向いた
蓮
蓮
花奏
花奏
なんだかんだあたしが来てから澤本君は一睡もしてない
朦朧としているくせに、数分おきにあたしがいるか確認してたせい
起き上がっていた澤本君のかだらを押して、ベッドにねかせようとした
でも澤本君は眉間にしわを寄せて、あたしへと視線をむける
蓮
花奏
花奏
蓮
花奏
花奏
むっとして澤本君を見ると
さっきまであんなに寂しそうな顔していたのに今は眉を寄せて、あたしをにらんでいた
花奏
澤本君の顔へと手を伸ばした、その時
手首をつかまれてぎょっとした
蓮
そういった澤本君の顔はまるで本物の彫刻のように、白く静寂にあたしを見据えていた
花奏
蓮
まるで、澤本君があたしも知らない男の人みたいだった
そのきれいな顔だつが、横になっていた体が今はあたしの真正面にある
花奏
花奏
まぁそれは澤本君の回復のレベルによるけどね
蓮
花奏
花奏
なんて鼻で笑おうとしたときには、世界が反転していた
花奏
花奏
蓮
両手首に押さえられて、ベッドに押し倒されていた
花奏
蓮
蓮
蓮
澤本君はあたしの手首を抑えたまま、唇を首筋に近づけた
花奏
熱い体、熱を持った唇が首筋を這う
花奏
花奏
蓮
蓮
花奏
全力で体をゆすっても、びくともしない。 抵抗している今でも、澤本君の唇はますます降下し始めている
花奏
澤本君の唇が、誰にも触れられたことのないところまで落ちてきて
あたしは大き目を開けた
花奏
渾身の力をこめて押したからか、さっきまでびくともしなかった澤本君が、あたしの上からいなくなっていた
花奏
あたしは胸元を押さえておいてあったカバンとコートを持ち無造作に廊下にでた
振り返らず何も言わずにあたしは澤本家を後にしたんだ
花奏
花奏
花奏ちゃんは普通に話していたけど途中からみんなの顔が黒くなっていて私は正直花奏ちゃんの話どころじゃなくなっていた
ひより
花奏
花奏ちゃん、あなたはばかなのか!?
だったらなぜ今いう!?
絶対ひよりちゃんと綾香は100%キレてる
詩織さんは引いているって感じかな?
穂乃果ちゃんはどっちかっていうと怒ってるのかなこれ
ひより
莉子
綾香
莉子
ひより
莉子
やばいこの人たち絶対蓮君になんかするつもりだ
莉子、これはあたしも蓮君に一発やらなきゃ気が済まないから交代
莉子
ひより
莉子
詩織
花奏
ひより
詩織
花奏たちが幹部室から俺たちを追い出してからかれこれ15分以上以上たっている
風真
朝陽
朝陽
朝陽
伊織は朝陽の下の兄弟でなんかいろいろとこじらせていた気がする よう
健
蓮
朝陽
葵
風真
バンっ!!!
ひより
莉乃
健
綾香
綾香
幹部室から出てきたと思ったらものすごく怒っている気がするんだけど
朝陽
蓮
健
風真
風真
そう、全員なんかしらのものを持っている。 莉乃ちゃんはバット、綾香はピコピコハンマーとよくわからないものを
花奏またなんか言ったんだろうな
ひより
綾香
葵
朝陽
ここは莉乃ちゃん以外にはおとなしく殴られておくのが得策だろうな
ガチャ
花奏
花奏
花奏
花奏
ん?頭が回ってない?風邪?事故って… まさか!
蓮
花奏
このわかりやすいくらい言葉につまって顔色が悪くなったのを見ると多分図星だろう
詩織
詩織
どうしようか考えていた時にタイミングよく詩織がみんなに声をかける
ひより
詩織のおかげで助かったとありがとうって口パクで言うと
ばーかなんて言われ、女子軍団は帰っていったけど朝陽たちに行かれて追及されて散々な目にあった