- 紹介 -
・名前:い・じふん(うじ) ・年齢:25歳 ・役割:主人公/SEVENTEENのメンバー ・性格:塩/ツンデレ要素もお有り
・名前:しん・○○ ・年齢:21歳 ・役割:うじの彼氏 ・性格:ツンデレおなご
“ 雨の日には —— “
○○.
ザーザーと音を 立てる雨を見ながら、
彼女が、 ボソッと呟く。
俺は、パソコンを 触る手を止め、
彼女を ぼんやりと眺めた。
今日は、1年に何回か しか取れない休日。
最近 カムバックが近く、
彼女には手も 付けられない程、
仕事の量が 半端なかった。
でも、やっとのことで 取れた休日で、
疲れを癒す為に、 もし晴れたら、
彼女と散歩でも行こう と思っていたのに、
この様。
これからまた 忙しくなるのに、
彼女を置いてけぼりに するわけにはいかない。
俺も悲しくなる 気持ちを抑えながら、
心の中で 文句を呟いていた。
もう雨には 見飽きたのか、
落ち込んだ面持ちで、
俺が座っているソファーまで 足を運んでくる。
その様子を、
俺は眺めることしか 出来なかった。
だって天候は、
誰にも変える ことは出来ないから。
とその時 ——
🍚うじ.
良いことを閃いた。
雨の日でも、
“ 散歩、できるじゃん “。
○○.
固まる俺に、 彼女が話しかける。
俺は、彼女の 目を見て言った。
🍚うじ.
○○.
🍚うじ.
いきなりな俺の言葉に、
頭にははてなマークが 浮かびそうになる彼女。
でもその はてなマークは、
数秒でパッと消えた。
○○.
🍚うじ.
そして俺らは、 準備を始めた。
外は まあまあ人がいて、
仕事に行く人や 買い物に行く人、
たくさんいる。
その中を俺らは、
“ カップル “ というのを 見せつけるかの様に歩いた。
もちろん、傘は1つで。
○○.
🍚うじ.
そんな、他愛もない 話を繰り返す。
人がちょこちょこと 減ってきて、
さっき程には いなくなった時。
今なら、 誰にも見られてない。
そう思い、
俺は、彼女の 寒そうな手を握り、
自分のポケットの 中に突っ込んだ。
○○.
初めてで 緊張しているのか、
他の人に見られるのが 心配なのかわからないけど、
彼女は、無理に 手を離そうとする。
🍚うじ.
俺はこそっと呟くが、
結局、 手は離されてしまう。
この時、周りから 見ても凄かったと思う。
今思うと、 正直恥ずかしいけど。
🍚うじ.
お前からは 目が離せないからさ。
だから、一生側にいて?
“ 雨でも、一緒に いてくれる俺とさ “。
俺は、使っていた 傘を放り投げ、
潤った その瞳を見ながら、
そっと、 彼女の唇を奪った ——
- 雨でも大丈夫、俺がいるから。 【ウジ】 長編 -
- 終わり -
コメント
22件
彼女....彼氏....?反対かも....?
いやさ、ほんと好きなんだけど…師匠大好きです((突然の告白
ほんとにさ、飯にして食うぞ?(