莉犬side
《あ、赤組の勝利、、、》
戸惑う放送を尻目に、俺は呆れかえる。
赤崎
彼はジェル君とにらみ合ったと思えば相手チームにジャンプで乗り込んで抑え込み、ハチマキを強引に奪い取った。
その直後、地面に体はおろか足も付けることなく自分のチームへ戻る。
黄神
モブ
モブ
モブ
という声も聞こえた更に後には彼の右手には5本のハチマキが握られてたという。
生徒だけでなく、この場に居た全員がそう思った事だろう。
黄神
応援席に戻ってきたるぅとくんは笑顔でそう言った。
黄神
赤崎
俺の隣の席に腰掛けながら水筒に手を伸ばす。
黄神
赤崎
好きな人にカッコイイ所見せたいって気持ちは分からなくもないけど。
赤崎
黄神
ころんside
モブ
モブ
早く戻って行ったるぅとくんとは違い、僕たちはゆっくり話しながら応援席へ向かって言った。
モブ
モブ
青猿
手を振り否定すると「いやいや」と2人が更に否定する。
モブ
モブ
青猿
目を背け、小さく肯定する。
モブ
モブ
青猿
、、、”お似合い”という言葉に驚きもしたが、僕はすぐに冷静になった。
るぅとくんの良いところをちゃんと見てくれる人が居たからだ。
モブ
モブ
青猿
彼らと会話していると応援席にたどり着く。
黄神
そんな僕らに話しかけたのは、当の本人だった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!