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異世界の日常。

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異世界の日常。

43 - 第42話 予想通り

♥

35

2025年09月07日

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あなたは何かをしながら何かをしたい と思ったことはありませんか?

空を飛びながら雲を操れたら?

キャンバスを用いずに空に絵を描いて 描いたものを具現化できたら?

この世界で能力を2つ以上使えるのか?

答えは否

説明は単純 "体が負荷に耐えきれないから"

だが300年前、 それを実践した王国があった

その国の王は 自らの王子を使って実験した

そして唯一、異常ともいえる耐性で 成功した第6王子

それがロキである

田中 純

うぉぉぉぉ!

ロキ

甘い

田中 純

(いつまで経っても当たらねぇ!)

田中 純

(もう10分もこのままだ)

ロキ

そろそろつまらなくなってきた

ロキ

終わりだ

田中 純

!?

ロキが見せたのは 先ほどの比ではないナイフ捌き

田中が12箇所もの 普通では致命傷になるダメージを負う

田中 純

が……

ロキ

…遺言を聞こう

田中 純

(あいつら来ないし……)

田中 純

(まぁこんな怪物じゃあ
相手にもならないか)

現在"時空の武神"雫が現場に向かってる

だが、どうあがいても後20分はかかる

田中 純

(なら虚をつくしかない!)

田中は黒眼を使って剣での斬撃を飛ばす

ロキ

諦めろ

ロキ

(出血量が酷い…キレが落ちてる)

だがロキが避けたと同時、 避けた斬撃が直角に曲がる

それがロキの服を掠めた

田中 純

(いける!通じる!)

田中 純

もう一発!

田中はもう一発 直角に曲がる斬撃を飛ばす

それもロキの服を掠めた

田中 純

(服じゃダメだ…次は深くいく!)

田中は三度同じ斬撃を飛ばす

だがロキはなんと引きつけで躱す

田中 純

なっ!

ロキ

一撃目は驚いた…

ロキ

だが三度もやったら慣れる

田中 純

(あ…終わった)

ロキ

だがその傷でよく動く

ロキ

だが相手が悪かったな

田中 純

(音速以上での攻撃…)

田中 純

(ならば……)

田中 純

(俺の能力は血液操作)

田中 純

(だが吸血鬼とは違う)

田中 純

("血液そのもの"に干渉する)

田中 純

(ならば血液を燃やして加速する)

田中が最後の力で突進する

田中 純

アァァァァァァ!!

田中の言う "血液に燃やして加速する攻撃"

只でさえ血を失いすぎてる

残されているのは……残り一撃

ロキ

(カウンターで殺す)

だが田中が姿勢を低くする

ロキ

ほう……

田中 純

(もうこれしかない!)

田中 純

(自分を信じろ!)

田中 純

火葬してやるよ

田中の右手から炎が出る

そして田中がロキをまともに捉える

……はずだった

田中 純

!?

田中 純

(まさか…能力で防いだ!?)

ロキ

お前の能力は血液操作

ロキ

もし血液そのものに干渉できるなら

ロキ

燃やしてエンジン代わりにする

ロキ

それだけだ

ロキは戦闘狂

戦いを楽しむために 相手の戦闘力に合わせていた

故にロキは実力の半分も 出していなかった

ロキ

よくやった…

ロキ

もう眠れ

田中 純

(失血で…避けられない!)

ロキの能力は基本的に"圧力操作"

圧力を操り、斬撃や爆発など 物理は基本的に何でも操れる

そしてこの技は圧力をmm以下に圧縮し 幾重にも斬る

ロキ

"断(たち)"

田中 純

ゴァァァァァ!

その斬撃は黒眼の視認速度を上回る

田中の鳩尾下から腰までの腹が…消えた

第43話に続く...

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