雅也
逃げるんだもっと遠くに…………
雷輝
アイツ………うわっ
由利亜
えっ雷輝………
その時、雷輝が勢い良く派手に転んだ。
由利亜
大丈夫?
雷輝
は……く………げろ
由利亜
え?
由利亜
ちょっと雅也置いてかな………
聞こえてないらしく、走っていってしまった。
雷輝
お前も早く逃げろ!
由利亜
で、でも!
雷輝
俺の事は見捨てろ!、だから、逃げるんだ。
俺の分まで生きるんだ!
俺の分まで生きるんだ!
由利亜
そ、そんな………
雷輝
お前らだけでも逃げろ。
グルルルルル………
由利亜
うん………分かった………
雷輝
はぁ…………
その時、雷輝は、犬の口に挟まれた。
雷輝
生きろよ、絶対に…………
グシャ
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雅也
雷輝は?
由利亜
………
由利亜は黙って首を振った。
ただ単に時間だけが過ぎていく……
雅也
あの洞窟………
由利亜
えっ?
雅也
こんな場所に来る前に最後に訪れたのがあの洞窟だったから…………
由利亜
行ってみない………?
雅也
うん!
次回、最終回