隊服をきてその上に師範と同じ羽織を叶夢とお揃いで着る
師範はよくものをなくすからいつも多めに用意していてよかった
叶夢
つぼみ
つぼみ
叶夢
叶夢
おそい、おそい
早くしろー
つぼみ
叶夢
つぼみ
叶夢
叶夢
街の中に入ると、私たちがいたような場所とは全然似ていなくて
叶夢
つぼみ
いろんなお店が立ち並んでいて、にぎやかなそんな場所
なんかこんなにたくさんの人を見るのは久しぶりかも、あの頃は毎日まゆと原宿に行っていたのに
不思議な感じ
叶夢
つぼみ
叶夢
なんて小さい子のように目をキラキラさせてはしゃぎまわる叶夢
つぼみ
叶夢
つぼみ
おじさん
おじさん
おじさん
団子にみたらしをつけながら不思議そうに私たちの事をみるおじさん
叶夢
おじさん
つぼみ
おじさん
おじさん
つぼみ
叶夢と静かに目を合わせる
叶夢
おじさん
おじさん
おじさん
つぼみ
おじさん
叶夢
団子をもらっておじさんにお礼して街の中を歩く
叶夢
つぼみ
叶夢
叶夢
つぼみ
つぼみ
叶夢
それから道端にいるいろんな人たちから話を聞いた
いろんな情報があったけどやっぱりみんな口をそろえて言うことは
私たちくらいの髪の長さの女の子たちが行方不明になっているということ
叶夢
叶夢
つぼみ
叶夢
悔しそうに羽織を握りしめる叶夢の手を優しく握る
つぼみ
つぼみ
叶夢
師範の手紙に書いてあった叶夢のもう一つの型
それを出させてはいけない
もしもの時は私が止めなきゃ
叶夢
つぼみ
あれから適当に時間をつぶして今に至る
特徴の髪を目立たせるために結んだいたけどそれをほどく
これで下準備はばっちり
つぼみ
叶夢
そう、私たちが入った定食屋から何かにずっとつけられてきていて
気配的に人間じゃないことはわかっているから、わざと人気がないようなところに行く
と、その時
離れていた気配が急に速いスピードで近づいてきた
それは叶夢も気づいたみたいで刀を抜いてよける
鬼
鬼
鬼
つぼみ
そこには成人してるかしてないくらいの女性が立っていた
叶夢
鬼
鬼
鬼
鬼
つぼみ
師範の修行と最終選別の時できづいたら気配だけで相手が強いか強くないのか判別できるようになっていた
つぼみ
叶夢
つぼみ
叶夢
おに
建物の陰からもう一人
鬼とは思えないほどのきれいな女の人
そしてそれ以上の力の強さを感じる
叶夢
つぼみ
おに