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どうも月詠です

いつぶりでしょうかね…ほんと久しぶりです…書かなきゃとは思ってるんですけどお絵描き楽しくてつい…この物語終わるかな…

      ⚠注意⚠ ※完全自己満足作中 ※二次創作が苦手な人は回れ右! ※こちらは神覚者候補選抜試験の後であり、レイン・エイムズとの和解前です。

それでは本編どぞ

アドラ寮 廊下

タッタッタッタッタッ……

フィン

はぁっ、はぁっ…、!

一人の少年が大きな廊下をいそいそと走る。私服だった為ぱっと見一般人に見えなくもないが、マッシュ達といると少しは目立つのか、彼がフィン・エイムズだと知っているものは少なくない。

フィン

(荷物まとめてすぐカルパッチョの部屋に___)

ピタッ、とフィンの足が止まる。急に止まったかと思えば次にブワッ、と全身から冷や汗が溢れる。今更ながらに彼はとある重要なことを忘れていた。それは…

カルパッチョの部屋どこだろう、と

だが今の彼はそんなところではないと再び自室へと足を動かした。

302号室

ガチャッ!!!

フィン

ついた!!!

カルパッチョ

随分と遅かったね

フィン

(終わった)

即オチ2コマのような綺麗な場面にフィンは涙を流す。ていうかなんでこんな所にカルパッチョが?鍵かけてたはずなのに。

カルパッチョ

一番最初に習った「鍵を開ける」解除魔法の応用を使ったまでだよ

フィン

さらっと心読むのやめてくれる?

カルパッチョ

全部顔に出てるから嫌でも分かる

フィン

(今すぐ帰りたい…自室だけど…)

カルパッチョ

てかさ、

フィン

ひぃっ、

帰ってきてそうそうのフィンの腕を荒っぽく掴み、壁へ追いやる。フィンの横に手を置く。いわゆる壁ドンというやつだ。

こういうシュチュエーションは決まってドキドキする筈なのに、今は違う意味でドキドキが止まらないフィンを見下ろしてカルパッチョは口を開いた。

カルパッチョ

ザコは時計も読めないのか?

フィン

この度は誠に申し訳ございませんでした…

内部進学1位のカルパッチョに言い返してもきっと口論だけで負ける。だとすればフィンのやることは素直に謝ることだけであった。

カルパッチョ

…別にいいけど

意外にもすぐに許してくれたカルパッチョに目線を合わせようと顔を上げるとカルパッチョはフイッと横を向いてしまった。

そっぽを向いたカルパッチョの表情は相変わらず長い髪のせいで読み取ることができない。だが、耳元を見ると前と同様、ほんのりと赤みを帯びていた。

フィン

……

カルパッチョ

…とにかく、手伝え

カルパッチョがフィンの顔に雑に資料のようなものを投げる。

フィン

あぶっ!?

直に顔に当たり変な声が出るが、その資料を落とすまいと地面に着く前になんとかキャッチする。

フィン

いっ…てて…もう少し優しくしてよぉ…

とは言いつつ渡された(正確には投げつけられた)資料に目を通してみると、1日で考えたものとは思えないくらいに文字がびっしりと羅列していた。

フィン

え…これ…

カルパッチョ

あの花を観察して考察もの。

カルパッチョ

フィン花に興味あるんでしょ?その考察から何の花か調べてよ

フィン

(いや無理では?)

落ちこぼれの僕が解読できるようなものではないと一目で分かった。嫌がらせかのように難しい言葉使うし、遠回しな書き方してるし、もうこれ花についての考察じゃないだろ、とか文句が出てくる。まぁ口にはしないが。

フィン

…というか、ここでするの?マッシュくん帰ってきちゃうよ

カルパッチョ

…何?もしかして僕の部屋に来たいの?

フィン

マッシュくんが帰ってきたら君の頭かち割る可能性あるけどそれでも良いならこのままでいいけど

カルパッチョ

…僕について来い

またあの痛みを知りたくなかったであろうカルパッチョはウッ、と手で口を押さえながら不快そうな顔をする。

フィン

あ、ちょっと待って

部屋に帰ってきて僕がいないと彼はきっと心配する。なので机に「カルパッチョの部屋に行ってきます」とメモを置いておく。

カルパッチョ

…じゃあ行くよ

フィン

うん

アドラ寮 廊下

フィン

……

カルパッチョ

…ねぇ

フィンに合わせるように歩いていたカルパッチョが足を止め、それに気づいたフィンも止まる。

フィン

ん、何?

カルパッチョ

僕のことまだ怖い?

コテン、とこちらを向いて首を可愛らしく傾げる彼を子どものようだと思ったのは秘密。

フィン

…ちょっとだけ

カルパッチョ

どうしたら怖くなくなる?

またもやこちらに問いかける。まるで捨てられた子犬のような彼からは想像もできない可愛さに狼狽える。

フィン

どう…って…

カルパッチョ

僕はもう君を傷つけるつもりはない…

カルパッチョ

でも僕が呼ぶ度に君は怯えてる…気がする

カルパッチョ

…ちょっと、悲しいし、流石に傷つく…

もはやボソボソと小さな声で喋っているので言葉を拾うので精一杯だった。だが、紡がれる言葉はとても可愛らしいもので、不意にドキッ、と胸が高鳴る。

フィン

…ザコって、言わないでほしい

カルパッチョ

……、

フィン

名前で、呼んでほしい…かな

カルパッチョ

フィン

フィン

え、

カルパッチョ

フィン、これでいい?

フィン

う、うん…

やけに素直だなとか思いながら顔に熱がこもる。今日の僕どうしたんだろう。熱でもあるのかな。

カルパッチョ

……早く行くよ

フィン

え、あっ、うん

1102号室

フィン

……

地面に散乱している資料。机の上にはもう完成している研究結果のレポートやペンとインク、その横には毒々しい色の液体が入った試験管やフラスコ、窓際の少しだけ物が置けるスペースには植物を栽培してるのか草?のようなものがたくさん生えていた。

フィンは一目見て思った。多分この人生活力ないな、と。

カルパッチョ

…?入らないの?

フィン

入れないの間違いじゃない??なにこれ

カルパッチョ

え、僕の部屋だけど

フィン

そういうことじゃないよ!!?

フィン

君よく部屋に呼べたね!?

カルパッチョ

…馬鹿にしてる?

ムスッ、とあからさまに拗ねた様子を見せるカルパッチョにハッ、と気付いたフィンは「…失礼します」とだけ言って足場のない部屋に入る。

フィン

(プリントとか踏みそうで怖い…ちゃんと整理しろよ!)

カルパッチョ

…そうだ、これ

カルパッチョは大きな本棚から1つ分厚めの本を取り出しフィンに渡す。今度はちゃんと手渡しで良かった。あんなの投げられたら先ほどの軽い痛みでは済まないだろうから。

フィン

これは…

ペラペラと軽く流しながら見てみるといろんな種類の花の写真と説明が載ったものだった。

カルパッチョ

それ目通しといて。僕は暇じゃないから一回も見てないけど、もしかしたら今研究してる花があるかも

フィン

見てないんかい

すかさずツッコミを入れて近くにあった椅子に腰を掛けて本を1ページめくり花の写真を眺めながら説明も読んでおく。

元々花に興味があったわけではない。ただ癒しだとしか思っていなかったが、段々と知りたいと思って大体の花と花言葉なら覚えた。この記憶力を勉強に活かせたらいいのになぁ…とか考えながら花の説明を読む。

この本は珍しい、花言葉まで載っている。いつもならこんな分厚い本なんて読まないけど、これなら捗りそうだ。

そんなフィンを横目に見てカルパッチョの口元が少し緩んだのを、フィンは知らない。

今回はここまで!

次の投稿…いつになることやら…できるだけ早めに出す努力はします…

次回 ♡→100

それではさようなら ᵗʱᵃᵑᵏᵧₒᵤও⸜(*ˊᵕˋ*)⸝

言葉よりも花束を。

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コメント

12

ユーザー

続き楽しみです!

ユーザー

2作品読んだんですか天才ですね フォロー失礼します!

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