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百鬼夜行 16話

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百鬼夜行 16話

1 - 百鬼夜行 16話

♥

852

2018年10月01日

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PM8時15分

タッタッタッタッ

アスマ

ハァハァっ

アスマ

すっ鈴の音は····

シーーーン

アスマ

してないか···

アスマ

ゼェゼェ···

アスマ

良かった····

アスマ

取り敢えず、

アスマ

回避が出来るっ

アスマ

これ、めっちゃ助かる··

レン

············

レン

コソコソ···

レン

(足···早すぎです···ハァハァ··)

レン

(やっとの、思いで···見つけたと思ったら····)

レン

(凄まじい勢いで走って行くから···見失うとこでした···)

アスマ

今日は流石に疲れたな····

アスマ

風呂入ってさっさと寝よ···

アスマ

·····鍵、鍵っと···

ガチャガチャッ

キィーー····

パタン···

レン

············

レン

さて、

レン

では始めましょうか·····

PM8時35分

アスマ

·····レンは

アスマ

家に着いたかな····

アスマ

謝らないと····

アスマ

いつも、俺なんかを助けてくれるのに····

レン

···········

レン

(アパートの回りの東西南北に···)

レン

(見付からない程度の小さい六芒星を描いてっと···)

レン

······元柱固具 八隅八気 五陽五神·····················

レン

·····奇動霊光四隅に衝撤し

レン

元柱固具 安鎮を得んことを慎みて、五陽霊神に願い奉る·······

パァーーーーーーーーーーーッッ·····

レン

(六芒星が光った···)

レン

鬼門を封じ、此処に悪鬼を近づかせることなかれ···

レン

············

レン

よしっと!

♪♪♪♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪♪

レン

!!?

レン

でっ電話?!

プルルルルー···プルルルルー··

アスマ

レン···

アスマ

出ないな··

♪♪♪♪♪♪ー···

アスマ

ん?

アスマ

外から着信音··?

ピッ

アスマ

(·····切ってみた)

シーーーンー····

アスマ

えっ

アスマ

(もっかい····)

プルルルルー···プルルルルー···

アスマ

·········

♪♪♪♪♪♪ー···

アスマ

(やっぱり!!)

アスマ

レンっまさか近くにいる?!

♪♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪

レン

あわわっ

レン

またきたっっ

レン

(静かな夜には響くなー!)

タッタッタッ

レン

(ん?!)

アスマ

レンっ!!

レン

あわわっっ

レン

あ、アスマさんっ·····

アスマ

··········

アスマ

何してんの···?

レン

へっ?!

レン

あっ、いやぁ~····

レン

その·····

レン

ごっ、ごめんなさいっ

ダッッッ

アスマ

!!!

アスマ

(逃げたっ!)

アスマ

ちょっとまっ···!

アスマ

レンっ!!

ガシッ

レン

ひゃっ

アスマ

何でっ··逃げんの···!

レン

えぇっ·····と···

アスマ

···········

アスマ

取り敢えず、

アスマ

外じゃ何だし

アスマ

うちに来て

レン

······はぃ··

ガチャッ パタン

アスマ

あんま片付いてないけど

アスマ

適当に座ってて

レン

あ、はぃ··

レン

(きっ気まずいです~~···)

コトン·· カチャ

アスマ

夜はまだ冷えるだろ

アスマ

温かいコーヒー···どうぞ

レン

あ、有り難うございます··

アスマ

あんなに冷えるまで

アスマ

あそこで何やってたの?

レン

えっと·····

レン

アスマさんのお家の····

レン

回りに結界を張らないとって思ってて···その··

アスマ

!!!

レン

でっでも、私がっ

レン

アスマさんを怒らせてしまったかもしれなくて····

レン

それで····

レン

声を掛けられなかったので···

レン

その····

レン

アスマさんをツケて···きました~····

レン

ごめんなさいっ!!

アスマ

···········

レン

ば、バレる前に帰ろうと思ってたんですが···

レン

丁度儀式が終わった時に電話がなって····

レン

焦ってしまって····

アスマ

レン···

レン

はっはい···

アスマ

ごめん···

レン

えっ?!

レン

な、何がですかっ?!

アスマ

そっか····

レン

??

アスマ

レン、俺さ

レン

は、はぃ····

アスマ

レンに守られてばっかで

アスマ

情けなすぎて···

アスマ

そんな自分に苛立っててさ···

アスマ

それが

アスマ

レンに当たったみたいになってしまって··

アスマ

ごめん

レン

えっ?!

レン

そ、そんな事はないと思いますが、、、

アスマ

··レンは人が良すぎる··

レン

····そうですか?

アスマ

うん

アスマ

·····俺、

アスマ

怒ってなんかないからね

レン

!!!

レン

そっそれなら良かったですっ

アスマ

むしろ···

アスマ

嫌われても仕方ないのは俺の方だよ···

レン

えっ?!

レン

何でですかっ?

レン

嫌いになんかなりません!

アスマ

···········

アスマ

そっか···

レン

はい···

アスマ

······何でレンは

アスマ

俺にここまでしてくれんの?

レン

··········

レン

な、何でと言われても··

アスマ

·····レンは優しいから

アスマ

誰にでもそうなんだろうけど···

レン

っ!

レン

だ、誰にでもって事はありません!

アスマ

え?

レン

あ、いや···

レン

···誰にでも、ここまでやってたら

レン

流石に倒れてしまいますよ···

アスマ

·····なら

アスマ

何で?

レン

············

レン

····多分、私が自分勝手なんです····

アスマ

レン

私が····

レン

アスマさんと、これから先も

レン

一緒に居たいと···

レン

思ってるんだと思います····

アスマ

··········

レン

····ハッ

レン

あっ!

レン

いやっ、えーっと

レン

私、何を言ってるんでしょうか···っ!

レン

は、はは····

レン

す、すみません···

レン

(アスマさんも、そう思ってるとは限らないのに···!)

レン

(ヤバいこと言った····)

レン

(迷惑がられてるかもしれないのに···)

アスマ

レン····

レン

はっ、はぃ···

アスマ

··っはぁ~~~····

レン

!!?

アスマ

···そう言うことは

アスマ

今の状況を考えてから言ってもらえると···

レン

!!!

レン

ごっごめんなさいっ!!

レン

(や、やっぱり迷惑だったんだっ)

レン

(かっ帰りたい·····)

アスマ

···········

アスマ

あ、あのさ

アスマ

迷惑とか、そう言う意味で言ってるんじゃないからね?

レン

·······え?

アスマ

あー···

アスマ

まぁ、レンはそのままで良いと思うけど、

レン

??

アスマ

俺の気持ちを勘違いだけはしないで欲しいな

レン

え···?

アスマ

んー····

アスマ

兎に角、

アスマ

レンのその気持ちは全く

アスマ

迷惑じゃないし、

アスマ

寧ろ、嬉しいから

レン

!!!

レン

(な、何か恥ずかしい·····!)

レン

ハッ!!

レン

で、でもっ!

アスマ

え?

レン

それはダメでしたっ

アスマ

えぇ?

レン

だ、だって····

レン

アスマさんには、

アスマ

ん?

レン

ヒカリさんと言う

レン

素敵な恋人がいたんでしたっ!

レン

わ、私なんぞが

レン

入り込む余地などないのでした!

レン

厚かましい事を····

レン

言いました···

レン

どうか

レン

忘れて下さい····!

アスマ

!!!

アスマ

いやいやっ

アスマ

あー···、そうか、、

レン

え?

アスマ

ごめん、レン···

レン

い、いえ···?

アスマ

ヒカリとは、あのとき完全に終わったから····

アスマ

あいつ、レンに救ってもらって感謝してたよ

レン

え····

アスマ

だからさ、そんな事言わないで欲しいな····

レン

····えっと··

アスマ

····まぁ、そう言う事だから

アスマ

レンが嫌になるまで

アスマ

俺と一緒にいてよ?

レン

っ!!

レン

は·····はぃ·····

レン

(うわぁ··ドキドキする···)

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