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蓮(勇斗)
蓮(佐野勇斗)の自室。 合宿から帰ってきた蓮を「……おかえり」と少し素直に出迎えた和葉(吉田仁人)だったが、次の瞬間、世界が反転した。 どさりと重い音を立てて、和葉の体は蓮のベッドへ押し倒されていた。
和葉(仁人)
見上げる和葉の視界を、蓮の大きな体躯が完全に塞ぐ。 これまでの「距離感バグ」のからかうような余裕はどこにもない。和葉の手首をベッドに縫い付けるように掴む蓮の手は、微かに震えていた。 その剥き出しの独占欲と、男の衝動を孕んだ瞳に、和葉は息を呑む。
和葉(仁人)
蓮(勇斗)
蓮の低く掠れた声が、和葉の耳元を熱く濡らす。
蓮(勇斗)
至近距離で見つめ合う二人の呼吸が激しく重なる。捕らえられた和葉の心臓は、壊れそうなほどの警報を鳴らしていた。だが、拒絶の言葉は出てこない。蓮の顔がゆっくりと近づき、唇と唇が触れ合う――その直前、蓮は苦しげに瞳を揺らし、和葉の髪に指を絡めてぎゅっと抱きしめ直した。あと数センチの距離を残した、狂おしいほどの「独占欲の限界突破」。和葉はただ、蓮の背中に回せない手を握りしめることしかできなかった。
コメント
1件
蓮くんの、あの手の震えと掠れた声……もう我慢の限界だったんだなって、こっちまで息が止まりそうでした。「幼馴染みの肩書きはいらない」っていうセリフ、重くて、でも真っ直ぐで。最後の数センチで止まる距離感、逆に狂おしいほどに伝わってくるものがありました。和葉くんの、握りしめた手も切なくて……。続き、どうなっちゃうんだろう。