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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

4 - クラゲとハイ&ロー勝負!

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2024年08月30日

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潜水艦の中

シャーロット・ミラー

私が運転しまーす!!

スカーレット・ラッセル

心配なんだけど…!?

ルイス・ブラウン

次僕に代わってよー。

シャーロット・ミラー

分かってるって、2人は早く椅子に座った方がいいよ。運転は少々荒れるからね。

スカーレット・ラッセル

これ今からでも地上に上がれないの?

ルイス・ブラウン

そうしてもいいだけど、、、アクアペンダント取り返すんだよね?

シャーロット・ミラー

そうそう。だから、まだ帰れない。

ルイス・ブラウン

見てーー!綺麗な魚!珊瑚礁もいっぱいある。

スカーレット・ラッセル

…本当ね。

海の中にいると嫌なことが全て消えていく。

運転をして20分は経っただろうか?

シャーロット・ミラー

何も無いね……鯨がいたり海の神殿でもあるのかと思ったんだけど。

スカーレット・ラッセル

あったら面白いよね。ね?ルイス?

ルイス・ブラウン

………。

スカーレット・ラッセル

って寝てるし、、、。

ドンッ!!!

何かにぶつかる音がした。よく見ると大きなサメだった。

サメ

おい、ぶつかってくるんじゃねぇ!!!

スカーレット・ラッセル

ぎゃあああああああ!サメが喋った!?

サメにぶつかったせいで潜水艦は傾き、沈んでしまう。

シャーロット・ミラー

これまずいかも…。スカーレット、ルイスを今すぐ起こして!

スカーレット・ラッセル

ルイス起きて…!!

ルイス・ブラウン

……?何?

潜水艦は壊れて私達は潜水艦を出る羽目になった。けど、、、息ができない。

シャーロット・ミラー

うううっ…。

スカーレット・ラッセル

(ここで終わりね………。)

ルイス・ブラウン

(ゲームセンター行けてないのに…。)

イルカ

……ねぇ…ねぇ大丈夫?

目を薄ら開けると、イルカが私に話しかけている。ここがあの世か。

海の街

シャーロット・ミラー

………?

イルカ

君生きてる?

シャーロット・ミラー

ゔゔっ。えっ、私生きてる?

イルカ

良かった!君の友達の2人も今は起きたよ。

スカーレット・ラッセル

イ、イルカが喋ってる…。夢?

イルカ

夢じゃないよ。僕は誰から見てもイ・ル・カ!おつかいの途中に海の底で君達を見つけたから、街まで連れて来たんだけど…。

ルイス・ブラウン

…そうだったんだ。ありがとう!

ルイス・ブラウン

でも…ここって海だよね?どうして僕達息ができるの?

イルカ

それは僕も聞きたいよ。まるで魔法みたいだね!

スカーレット・ラッセル

んー、、変ね。でも、まぁいいか。

周りは魚やエイやイカなど様々な海の生き物達がいた。その海の生き物達は私達が気になるのか視線を感じた。

シャーロット・ミラー

なんかめっちゃ見られてる…?

イルカ

人間は珍しいもんね〜。3人ともお腹空いてない?カフェ行こうよ!

スカーレット・ラッセル

ついて行っても大丈夫かな?(小声)

ルイス・ブラウン

大丈夫でしょー!

シャーロット・ミラー

私ケーキ30個食べたい!!!

よく分からないけれど、海の街に来た私達は優しいイルカと一緒にカフェに行くことになった。

海のカフェ

海にいるのに凄く地上にいる感じがする。中は普通のカフェと変わらない。違うところは店員さんとお客さんがみんな海の生き物だということ。

メニューを開くと思ってたのと違うメニューが目に入る。

シャーロット・ミラー

なんか……私はいいかな。

スカーレット・ラッセル

えっ?どうして?

ルイス・ブラウン

ちょっと僕にも見せてよ!!

ルイス・ブラウン

ザリガニケーキ?

スカーレット・ラッセル

わかめパンケーキ?

シャーロット・ミラー

ダイオウグソクムシコーヒー……。これ共食いじゃない?

スカーレット・ラッセル

海の世界の闇ね…。

イルカ

みんな決まった?僕はわかめパンケーキで。

シャーロット・ミラー

じゃあ私は海水。

ルイス・ブラウン

エビの目ケーキ食べてみようかな…?

スカーレット・ラッセル

私も海水でいいかな。

イルカ

あはは…人間って面白いね。

エビの店員さんが来ると注文をして、私達は待つことにした。

シャーロット・ミラー

……イルカはさぁアクアペンダントって知ってる?

イルカ

……それは…。

急に隣の席で座っていたクラゲが立った。

クラゲ

誰か「アクアペンダント」って言った?

他の生き物のお客さんが怯えたように首を横に振る。

シャーロット・ミラー

…私だけど?

クラゲ

人間が何しにここへ?どうやって来たのかは分からないけれど、アクアペンダントを取り返そうって気かい?

クラゲに今私は喧嘩を売られているのだろうか?だけど、全然怖くない。毒を持っていること以外は。

イルカ

…すみませんテイクアウトでお願いします。…人間それ以上やめておいた方がいい。

シャーロット・ミラー

アクアペンダントの居場所を教えて。

クラゲ

は?簡単に言うとてでも?

シャーロット・ミラー

教えてくれないなら貴方じゃなくてもいいから。じゃあ私達はこれで。

カフェを出ようとしたときだった。

クラゲ

逃げるのか?アクアペンダントをあたしがいる所で話したんだから、あたしと勝負したいってことだろ?

シャーロット・ミラー

何言って……

クラゲ

勝負に勝ったらアクアペンダントの居場所を教えてやるよ。勝負はそうだなぁ。人間なら知ってるんじゃないか?「ハイ&ロー」だ。

クラゲ

アンタが負けたらあたしの言うことを全部聞きな?どうだ?

ルイス・ブラウン

何それ……?

スカーレット・ラッセル

シャーロット本当にやる気なの?

シャーロット・ミラー

……いいよ。受けて立つよ!

逃げたら毒で攻撃されてしまうかもしれない。勝負に勝ちたいという強いパワーが何だかみなぎってきた。

クラゲ

ははっ…。勝負は3回勝負。攻めと守り好きな方選びな。

シャーロット・ミラー

じゃあ攻めで。

カードをシャフルして均等にカードを配るクラゲ。昔から何事にも謎に自信がある私は勝つ気がしかなかった。

机の真ん中にカードを置く。私は裏向きにカードを置く。クラゲは表向きにカードを置く。

シャーロット・ミラー

クラゲのカードは4か…。

大きな数字で4と書かれているカード。ハイかローか私のカードはどっちなんだろう。

クラゲ

ハイ&ロー?

シャーロット・ミラー

ロー……!

私はカードをめくると大きな数字で「2」と書かれているカードを目にして安心する。私はクラゲに「見たか!」とドヤ顔をする。

クラゲ

ふっ、たまたまだね。次は私が攻め。

2回戦目 私のカードは7だ。

クラゲ

ロー。

シャーロット・ミラー

ハイ&ロー?

クラゲ

ハイ。

シャーロット・ミラー

………。

クラゲがカードをめくると大きな数字で「8」と書かれていた。

スカーレット・ラッセル

…今はどちらも引き分け状態ね…次で決まるわ。

ルイス・ブラウン

あのさ今更だけど引き分けの場合は?

シャーロット・ミラー

…引き分けなんかにはさせないから大丈夫。

3回戦目 私が守りでクラゲが攻め。私のカードは4。

シャーロット・ミラー

ハイ&ロー?

クラゲ

…ハイ。

シャーロット・ミラー

あのさ、本当にそれでいいの?

クラゲ

は?どういうことさ?

シャーロット・ミラー

もしかしたら…ローかもしれないよ。

シャーロット・ミラー

私さ、、、実は何の数字か分かるんだよね。だから、これはロー。

イルカ

それじゃあずるだよね?勝負にならないんじゃない?

ルイス・ブラウン

まさか…小さい頃から一緒に過ごしてたけどそんな能力あったとは、、、。

クラゲ

それは嘘だね。だってなぜあたしに教えるんだい?あたしに教えるメリットはないはずだからね。

マンボウ(客)

でもさ、俺の父ちゃんが言ってたんだけど人間ってやばいらしいぜ。生まれた頃からそれぞれ能力持ってるんだとか。

エビ(店員)

拙者も聞いたことある。人間って怖いよな。だからもしかしたら本当に何の数字か分かってるのかもしれない。

周りがざわざわしているとクラゲが大声を出した。

クラゲ

アンタらうるさいよ!!!

クラゲ

勝負をしようと言ったのはあたしだ。だから何であれ勝負から逃げることはしない。

シャーロット・ミラー

それでハイ&ロー?

クラゲ

心理戦してる場合じゃないんだけど、、、じゃあローでいかせてもらうよ。

シャーロット・ミラー

ハイかもしれない…。

クラゲ

どっちだよ!!アンタはあたしを混乱させたいのか!?

クラゲ

(いや、、、あえての作戦かもしれない。こうやって混乱状態にすることでますます分からなくなった。)

クラゲ

……ロー!!!

シャーロット・ミラー

えっ?本当に?

クラゲは混乱させてくる私が嫌になったのかカードをめくると大きな数字で書かれていたのは「5」だった。

クラゲ

……は?

シャーロット・ミラー

よし、私の勝ちだね。因みにカードの数字が分かるって言ったのは嘘だよ。

スカーレット・ラッセル

やったー!!!

ルイス・ブラウン

まぁ、勝ったし何でもいいか。

私達は勝利のハイタッチをする。勝てるかどうかは分からなかったけど、混乱させて良かった。

クラゲ

…はぁ。海賊。

シャーロット・ミラー

え?

クラゲ

アクアペンダントを持っているのは半魚人の海賊の船長だよ。あいつとはよく遊んでたんだ。

イルカ

………あいつらか、、、。

クラゲがそう言った瞬間さっきの空気がガラリと変わる。

クラゲ

アンタの友達のイルカが知ってると思うから、案内してもらいな。

シャーロット・ミラー

うん…ありがと。

クラゲ

気をつけるんだよ。
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