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向井康二side

回想

何日か経った頃、俺たちは初めて関東ジュニアの稽古場に行った

康二

ここが、、、稽古場、、、

俺は驚いた

紫耀

うわぁ、広い

こんなとこで、
毎日練習してるんやな

流星(小さい頃)

(きょろきょろしている)

大吾

、、、

まるで関西ジュニアとは比べ物にならないほど 綺麗な場所だった

関西ジュニアには稽古場はなく、お寺の倉庫で練習していた

スタッフ

これから、
関東ジュニアのライブを
やるから見学します

康二

ら、ライブ!?

康二

ジュニアだけで!?

スタッフ

そうです

先輩のバックちゃうんやな

紫耀

すごい、、、

凄すぎる、、、

関東ジュニアはめっちゃ目立ってるんやな

関西ジュニアは、、、ライブやらないのかな、、、

大吾

、、、

康二

大ちゃん大丈夫?

大吾

、、、大丈夫や

大吾

はよ、見に行こ

この時の大ちゃんは、いつもと様子が違った

康二

ここがアリーナか、、、

アリーナでやるとか、スケールデカすぎやろ、、、

紫耀

ほんまに、
ジュニアなんか?

ファンめっちゃ多い、、、

流星(小さい頃)

(びっくりしている)

康二

関東ジュニアって
凄いんやな、、、

俺たちは呆然とした

関西ジュニアの日常が当たり前すぎて、 まるで別の人達を見ているような気持ちになった

始まった

次の瞬間、俺は心臓が止まるかと思った

爆音で流れるイントロに、ファンの歓声

そして

関東ジュニア

(歌い出す)

キラキラの衣装を着て歌い出す関東ジュニアたち

見た事ない衣装やから、きっと先輩のお下がりではない

自分たちだけの、、、衣装、、、

関西ジュニア

、、、

俺たちは最初から最後まで一切話さなかった

でも、あの時の光景はずっと忘れられない

大吾

、、、

大ちゃんの、、、あの時の横顔も忘れられない

康二

す、すごかったな!
関東ジュニア!

関西ジュニア

、、、

みんなやる気をなくしたかのように、元気がなかった

康二

大ちゃん、、、

大吾

、、、康ちゃん、、、俺、、、

康二

大吾

俺、
まだまだやったんやな、、、

俺は鳥肌が立った

大ちゃんが弱音を吐くなんて今までなかったから

いつも自信満々で、 アイドルNo.1を目指している大ちゃんが、、、

大吾

、、、関西ジュニアは
関東ジュニアには
負けるんやな

康二

、、、そんな事ない!

康二

俺たち
まだまだ頑張れるで!

俺は大ちゃんの手を取った

康二

諦めちゃダメや!

康二

No.1を
目指してるんやろ!

大吾

無理だよ!

大ちゃんは俺の手を振り払い

大吾

関東ジュニアには
勝てない!

大吾

見たやろ。
キラキラな衣装を着て、
オリジナル曲もあって、
稽古場もちゃんとしてて、
ファンも沢山いて、、、

大吾

勝てるとこ
一つもないやん!

康二

ッッ

大吾

、、、俺は関西じゃなくて、
関東に生まれたかった(泣

大ちゃんは泣いていた

康二

、、、だったら、見せてよ

大吾

、、、何を?

康二

関西ジュニアが
No.1になるとこ
見せてくれよ!

康二

俺は、、、大ちゃんのこと
すごいと思う

康二

関東ジュニアも
すごかったけど、
大ちゃんには違う凄さを
持ってるやん!

康二

なんで気づかないんや!

俺は悲しかった

俺の方がだいぶ先輩なのに、 大ちゃんに早く抜かされたことを、、、

でも、嬉しかった

こんなにも頑張ってる人が近くにいてくれて

同じ関西ジュニアで

康二

大ちゃんならいける!

康二

俺たちの期待の星やもん!

大吾

、、、そんなんちゃうし

康二

、、、こんなとこで
諦める夢やったんか?

大ちゃんは顔を上げない

康二

、、、なら、俺がNo.1なる

康二

関西ジュニアでも
No.1になってみせる

そう言い残して部屋を出た

結局、関西ジュニアでNo.1にはなれなかったな、、、

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