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向井康二side
回想
何日か経った頃、俺たちは初めて関東ジュニアの稽古場に行った
康二
俺は驚いた
紫耀
廉
流星(小さい頃)
大吾
まるで関西ジュニアとは比べ物にならないほど 綺麗な場所だった
関西ジュニアには稽古場はなく、お寺の倉庫で練習していた
スタッフ
康二
康二
スタッフ
廉
紫耀
凄すぎる、、、
関東ジュニアはめっちゃ目立ってるんやな
関西ジュニアは、、、ライブやらないのかな、、、
大吾
康二
大吾
大吾
この時の大ちゃんは、いつもと様子が違った
康二
アリーナでやるとか、スケールデカすぎやろ、、、
紫耀
廉
流星(小さい頃)
康二
俺たちは呆然とした
関西ジュニアの日常が当たり前すぎて、 まるで別の人達を見ているような気持ちになった
廉
次の瞬間、俺は心臓が止まるかと思った
爆音で流れるイントロに、ファンの歓声
そして
関東ジュニア
キラキラの衣装を着て歌い出す関東ジュニアたち
見た事ない衣装やから、きっと先輩のお下がりではない
自分たちだけの、、、衣装、、、
関西ジュニア
俺たちは最初から最後まで一切話さなかった
でも、あの時の光景はずっと忘れられない
大吾
大ちゃんの、、、あの時の横顔も忘れられない
康二
関西ジュニア
みんなやる気をなくしたかのように、元気がなかった
康二
大吾
康二
大吾
俺は鳥肌が立った
大ちゃんが弱音を吐くなんて今までなかったから
いつも自信満々で、 アイドルNo.1を目指している大ちゃんが、、、
大吾
康二
康二
俺は大ちゃんの手を取った
康二
康二
大吾
大ちゃんは俺の手を振り払い
大吾
大吾
大吾
康二
大吾
大ちゃんは泣いていた
康二
大吾
康二
康二
康二
康二
俺は悲しかった
俺の方がだいぶ先輩なのに、 大ちゃんに早く抜かされたことを、、、
でも、嬉しかった
こんなにも頑張ってる人が近くにいてくれて
同じ関西ジュニアで
康二
康二
大吾
康二
大ちゃんは顔を上げない
康二
康二
そう言い残して部屋を出た
結局、関西ジュニアでNo.1にはなれなかったな、、、
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