ヌシ
ヌシ
ヌシ
二次創作注意
さとみ
俺はそう呟いて、家の鍵を開けようとして
ころん
その瞬間俺は心臓が止まりかけた
聞き覚えのある声
何度も何度も聞いて、大好きだった声
でも今となっては悲しみを彷彿とさせる、そんな声
俺は振り向いた
そこに、いたのは
さとみ
そこにいたのは、ころんだった
俺の元恋人で、大好きだった人
ころん
ころん
さとみ
もう顔を合わせる事はないと思っていた
その確信故に、俺の心臓はバクバクと激しい鼓動音を鳴らしていた
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころんの表情は少し切ない
なんで、なんでそんな顔をするんだ
なんでなんだよ...ころん
ころん
さとみ
その問いに、俺は一瞬息詰まって
さとみ
と、なんとか言葉を絞り出した
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
どうしても頭に浮かぶのは
「ころんはもう俺の事を好きじゃなかった」
だから、こうやって他の人と付き合ってもなんとも思わなかった
そうとしか思えなかった
...でもころんの口から出たのは、俺の想像を上回る言葉だった
ころん
怒気の孕んだ声
さとみ
か細い声で俺はその名を呼んだ
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
さとみ
反論出来なかった
ころんの言っている事はあまりにも正論すぎたから
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
そう置き台詞を吐いて、ころんはその場を去った
俺は呆然としながら空を見上げる事しかできなかった
どうしたらよかったんだ
分からない、俺には分からない
あの時どうしたらよかったのか
でも莉犬がいなかったらと考えると、俺はとんでもなく怖くなった
一人
それは、孤独
俺は独りであの悲しみに耐えられるのか?
分からない...俺には、分からない
俺は本当に
__どうしたら良かったんだ
ころん
ころん
僕があの家に行ったのは、付き合ってるかどうか調べるため
赤園さんが言ってるデマだと思った
僕は少なくともさとみくんを信じていた
でも、違った
二人はすでに付き合っていた
僕はこんなにもずっと一人だというのに
でも...当てつけに恋人を作ろうとは思わなかった
さっきは大嫌いと言ったが、心の中では大好きだった
だから叫ぶのだ
ころん
...と
悔しかった
涙が出てくる
ころん
別れなきゃよかった、という言葉を呑み込む
そんな言葉、吐き出しても意味はない
故に、出さない
そんな弱音は
でも、目尻からは涙がたくさん零れ出て
僕は満月の下で、走る
涙を流しながら...
僕はこれから、どうしたらいい?
本当に僕は
どうすればいいんだろう__
ヌシ
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コメント
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桃赤 地雷 …… 見るの 辛い …… おりた 人が 言えるのでも ないんやけど …… 笑 しかたなく 応援 という 形 で 見ております ! 最終的 どうなるのだろう …… そう思いながら 1話 から 見ています 。 桃青 で 終わりますように …… !! 主さん 桃赤 も 好きなんですよね 。 不快に なったのなら 申し訳ありません
なぜだ…さとりいは地雷なはずなのに……みてしまう! ウオアアアアアアアアアアアアアアアア!