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独白 黒尾鉄朗

これを日向が読んだ後、直ぐに処分してください。

俺は、軽い気持ちで1人の運命を狂わせた

黒尾

その子は家が退屈。 そう何時も言っていた

黒尾

俺はその子が気になっていたし、家に来ないか 提案した。

黒尾

その子は否定すると思ったが、肯定的で直ぐに家に住む事になる。

黒尾

あの時、素直に返していれば 日向の運命を変える
ことはなかったんだろう。

黒尾

ただ、俺は日向のくれる日常の虜になった。

黒尾

そこで気づいた、「日向を家に返したくない」って

黒尾

そう気づいてから本格的な二人暮しが始まったんだ。

黒尾

確か、2日とかで決まったってけ?

黒尾

…覚えてないや、ごめんな 日向

黒尾

. . . そういえば、俺の家族について聞いてきた事あったよね?

黒尾

あの時は言えなかったけど、今なら伝えておく。

黒尾

(これを日向がこれを読む時に意味がわかってますように。)

黒尾

俺は両親共に会長の座に着いていた。

黒尾

それで、規律やマナーを完璧に守った暮らし。

黒尾

言い換えれば、不自由な暮らし かな?

黒尾

まぁ、どっちでもいいけど、そんな暮らしを強要されてた

黒尾

俺はそんな暮らしに飽き飽きしてた、日向みたいに

黒尾

だから、新しい人との関わりを持ちたかったんだ。

黒尾

それで、選ばれたのが日向って訳。

黒尾

ただ、そのせいで過酷な運命を日向に背負わしたんだ。

黒尾

俺が捕まった時、カメラがあったの知ってる?

黒尾

そのカメラの映像が全国区に流れた。

黒尾

しかも生中継、警察24時みたいなもんよ

黒尾

それで日向に一生消えない刺青を入れた。

黒尾

また顔を合わせる訳には行かないから、ここで謝る

黒尾

一生消えない刺青を入れて、本当にごめん。

黒尾

これからは俺からのお願い。

黒尾

大前提で俺の事は忘れて。

黒尾

これから先、世間は俺と日向が再開するのを許さないから

黒尾

俺は個人経営のカフェでひっそりと暮らす。

黒尾

ここで余生をゆっくり、平穏に過ごすつもり。

黒尾

日向も、俺なんか忘れて 彼女でも作ってな。

黒尾

自分の夢を見つけて、それに向かって飛んで。

黒尾

いつか、それを叶えて下さい。

黒尾

それじゃあ、長い間縛っててごめんね。

黒尾

もう、自由だから

黒尾

自分で自分らしく生きてください。

黒尾

ほら、もう読んだでしょ?

黒尾

早く捨てな?

黒尾

これ以上読んでも虚しくなるだけだろ?

黒尾

だから、この作品を閉じて次を待っときな

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