スタート
ミ オ.
…………()
角名倫太郎
おはようございまーす、……って、
角名倫太郎
澪?!?!
角名倫太郎
何でこんなに濡れてんの?!
ミ オ.
大丈夫!
ミ オ.
ちょっと水に濡れただけだから!
角名倫太郎
ちょっとって、……
角名倫太郎
こんなの誰にされたの?
ミ オ.
大丈夫だって、
ミ オ.
私、保健室からタオル貰ってくる。
角名倫太郎
じゃあ俺も行く。……
ミ オ.
来なくていーの!
角名倫太郎
ッ、でも
ミ オ.
角名、?
ミ オ.
私は本当に大丈夫
ミ オ.
だから安心して、
角名倫太郎
安心出来る訳ないじゃん、)
ミ オ.
んじゃ、行ってくるね〜
角名倫太郎
…………気おつけてね
ミ オ.
ありがと〜
絶対に大丈夫じゃないって、
今、俺は思った。
顔が笑っていない。
苦しそうな顔をしていた。
「俺が絶対に助ける。」
なんて、
そんなヒーロー風に言える訳無い。
俺は、……
何も出来ないの?…
寒い、
苦しい。
ミ オ.
タッタッタッタッ
ドンッ
宮治
うおッ、
ミ オ.
ッたぁ〜……
宮治
澪?!どないしたん?!
ミ オ.
…………
宮治
おまッ、ちょっこれ誰に
ミ オ.
何もないから、
宮治
何もないって、
ミ オ.
治には関係ないから、ッ
ミ オ.
もう、行くね。
宮治
はッ、ちょっ、まっ
ミ オ.
タッタッタッタッ
宮治
……虐められとるんか?……
「お願い。助けて」
何て、そんな
ヒロイン風に、言えないよ。
いや、言えないんじゃない。
"言いたくない。"
んだよね、……
ミ オ.
失礼しま〜す。……
ミ オ.
って、誰も居ないじゃん……
ミ オ.
はぁッ……こんな時に、限って。
ミ オ.
んじゃもう一人で準備しよ。
ミ オ.
サイズでか……
ミ オ.
んま、これしかないしいっか。
ミ オ.
今から戻るのか。
もう、戻りたくない。、
なんかもう。
角名と治にも、会いたくないな。
私って生きる意味ってあるの?
愛されたい
って妄想
叶うはずないのに、
いつか、
いつか愛される時が来たらな。
自分がもう、怖い。
誰か、
私の
存在
を誰か探してくれませんか?……