テラーノベル
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昔っから俺はさ...笑
愛されなかったんだって。
学校でも。
家でも。
どこに行っても。
みんなそう。
みんな俺を嫌うんだ。
学校だけは。学校だけはさ。
安全に行けると思ってたの。
でもそんなことはなくって
どこへ行っても安全なとこはなくて
路地裏へ行ってもヤンキーに絡まれるし、
街中歩いてても逆ナン。
家帰ったら暴力、
学校へ行っても暴力。
基本暴力。
時にはトイレの水頭からかけられるし。
してて何が楽しいんだろって
体は痣だらけ。
首からつま先まで。
全部痣。
そんな日々に呆れててさ、
そしたら施設ってとこに入れてもらえるんだって。
1年位先に紫髪の子がいてね、
すっごく可愛がってくれた。
俺にとってお兄ちゃんみたいな存在だったんだ。
紫髪の子もね?俺と同じ状況でさ、
施設に入れられたんだって。
兄弟みたいに仲良くって、
一緒に過ごしたら絶対楽しいだろうなって、
そんな願いが叶うなんて思いもしなかった。
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