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コメント
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愛紗
愛紗
やっと伝えることができた
もうこれ以上
恭也さんのそばにいることはできない
愛紗
さすがにもう
恭也さんも納得してくれると思っていた
それなのに……
恭也
恭也さんは引き下がらなかった
恭也
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
あんな風に強引にして欲しくなかった
ちゃんと幸せを感じたかったのに
今はもう嫌悪感しかない
恭也
恭也さんが思いっきりテーブルを叩き
回りの人達の視線がこちらに集中する
微かに香る恭也さんの香水
愛紗
明日夢
明日夢
あの子の顔が浮かんできた
あの子の香水の香りを思い出す
愛紗
明日夢
愛紗
恭也
現実に引き戻される
別れたいのに
何を言っても納得してくれない
"うん"と言ってくれない
いつまで続くんだろう？
もうしんどい
こんなにも苦しい気持ちでいっぱいなのに
恭也さんは私を解放してくれない
波瑠は認めないって言っていたけど
この状況を知っても同じことを言うだろうか？
恭也
恭也
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
恭也
恭也
恭也
その言葉に少しだけ揺れた
付き合ってからの七ヶ月
あの日のことを除けば楽しいことだらけだった
花火大会もディナークルーズも
動物園に行ったり映画を見に行ったりもしたし
いつか泊まりでどこかに行きたいって話していたこともある
あの日のことさえなければ幸せだった
愛紗
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
恭也
愛紗
愛紗
愛紗
恭也
例えあの日のことがなくても
いきなり海外赴任について行くのは難しい
そもそも私達はまだ交際しているだけ
結婚もしていないのに一緒に行くなんてできない
愛紗
恭也
愛紗
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
恭也
愛紗
限界だった
これ以上、話を続けたくない
苦しくて辛い時間が流れるだけだから
涙が溢れる
あの日のことを思い出すと苦しい
それでも一度は本気で好きになった人
いつかは結婚したいと思っていた
未来からあの子が来て
それが叶わぬ夢だとわかってからも
この気持ちが変わることはないと思っていた
でも
今の私に恭也さんへの気持ちはない
愛紗
恭也
愛紗
また帰りたくなった
帰ってあの子に会いたい
確実に来るって保証はないけど
それでも……
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