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ここは、どこだろう
何もない、暗闇の中
何故、ここにいるのだろう
何も、何も思い出せない
覚えているのは、後輩とスクランブル交差点を渡っている最中に周りがざわつき出したところまで
その後、何かが起こったはずなのに
記憶を辿る限り何もない
俺はただ途方にくれるしかなかった
青年
青年
光輝
光輝
光輝
光輝
青年
青年
光輝
光輝
青年
青年
光輝
光輝
青年
青年
光輝
光輝
光輝
光輝
青年
青年
青年
光輝
光輝
光輝
青年
青年
青年
光輝
光輝
光輝
光輝
青年
青年
青年
光輝
光輝
青年
青年
光輝
光輝
青年
青年
青年
青年
青年
光輝
光輝
光輝
光輝
光輝
青年
青年
光輝
光輝
光輝
青年
青年
青年
光輝
光輝
光輝
青年
青年
青年
光輝
光輝
青年
光輝
光輝
青年
青年
青年
青年
光輝
光輝
光輝
「一生、その記憶に縋り付いているといい」
そう、頭の中で聞こえた気がした
空は、青く澄み渡っている
あぁ、俺の隣を歩くこの子は何も知らないのだろうなぁ
何十回、何百回、何千回も繰り返したこの日を
この子は、何も知らない
それでいい、今は、それでいい
もうすぐ、“あの”場所へ着く
未緒
未緒
瞬間、大きな衝撃を受けて俺の意識は遠ざかる
最後に見えたのは、彼女の絶望の表情だけだった
ふと気がつき、机の上の時計に目をやる
時計は、8月15日の10時を示していた
また、同じ1日が始まろうとしている
光輝
光輝
ハハハと笑いながらも、目からは涙が落ちる
結局、彼女の言葉も聞けないまま
心は疲れ果てて行く
この世界は、本当に残酷だ
何度『繰り返し』たって、俺は死んでしまう
でも、いいんだ
今日もまた、彼女の笑顔が見れる
光輝
光輝
だから、俺は
『繰り返す』
刹那