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幼稚園の頃、正輝とした約束
当時、私の両親は毎日のように喧嘩をしていた
今思うと、離婚の話も出ていたんだと思う
毎日が暗闇の中で過ごすようだった
私より2歳上のお姉ちゃんは、両親が喧嘩するたびに泣いていた
私は、いつもお姉ちゃんをなだめるので大変だった
だからこそ、私まで泣いてしまったら大好きなお姉ちゃんを悲しませることになる
そう思うと、私が泣くことなんて許されなかった
いつも、取り繕っていた
私は大丈夫だからと
けど、正直心はもう限界だった
泣きたくても、涙さえも出てこなかった
そんなある日だった
まさき
まさき
なお
なお
まさき
まさき
まさき
なお
なお
なお
まさき
なお
なお
まさき
まさき
なお
なお
なお
まさき
まさき
まさき
なお
なお
なお
まさき
なお
まさき
まさき
まさき
なお
なお
なお
まさき
まさき
まさき
なお
なお
なお
まさき
まさき
なお
なお
なお
なお
なお
なお
まさき
まさき
まさき
なお
なお
まさき
まさき
なお
まさき
まさき
なお
まさき
まさき
まさき
まさき
なお
まさき
なお
その後、すぐに私たちは小学校に入学した
その間、気に入らないが正輝は随分とモテる男子となった
見た目のおかげもあるのだろうが、何より正輝は優しかった
だからこそ、そんな目立つ正輝が物静かな私と一緒にいようものなら、女子はこぞって私を批判した
けど、正輝はその女子たちに一言だけ言った
「君たち、性格悪いね」
それだけで、私はどこまでも救われた
きっと、そのことに正輝は気づいてないだろう
でも、それで良かった
今は、それでもまだ良かった
8月15日晴天
あの日
私は死んだ
つづく