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僕は幼稚園に入った頃、何故だか分からないが、ある一人の少女の虜になった
それが、奈緒だった
毎日毎日、彼女の跡をつけ回ってはウザがられていた
しかし、同じ小学校に入学することを知ってからは、もう観念したのか一緒にいてくれるようになった
僕は、奈緒のことが大好きだった
中学1年
夢さん
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里香さん
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正輝
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正輝
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正輝
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正輝
正輝
正輝
夢さん
つまらない
本当につまらない
奈緒は僕が守るんだ
小さき頃、僕が奈緒とした約束
なんだったのかは、もうほとんど覚えていない
きっと、奈緒ももう覚えていないだろう
普段の約束だって稀にしか覚えていないっていうのに
正輝
でも、いいんだ
これからも、奈緒と一緒に居られれば
守ってあげれれば
あの日
8月15日晴天
実によくある夏の日のこと
そんな何かがここで終わった
つづく
