高校に入学してから1カ月
だんだん学校に慣れてきて友達もたくさんできた
なよ
今度遊ぼ〜!
めい
いいよー!
めい
いつにする?
なよ
じゃあ次の日曜は?
めい
オッケー
めい
うちきていいよー!
なよ
えーまじ!やったー
なよ
じゃあ次の日曜めいん家ねー!
めい
はーい
日曜日
遊んでいると懐かしい日記が出てきました。
中をペラペラ〜っと見てみると
なよ
めい、これ
めい
お父さんが
なよ
うん
2人は中学2年生のちょうど今頃の時期のページに目がとまりました…
二人
『今日は朝ふてくされて学校へ行った』
二人
『学校ではいじめが流行りかけている』
二人
『私は影で悪口を言われてたらしい』
二人
『でも他の友達がいた』
二人
『だから大丈夫だった』
次のページ
二人
『今日は昨日より酷くなってみんなが私を無視し始めた』
二人
『辛かったけど大丈夫』
二人
『家ではお父さんもお母さんもずっと怒ってて、喧嘩してて疲れる』
二人
『もうどうしたらいいの…』
二人
『ついに私は怒鳴ってしまった』
二人
『お母さんとお父さんは呆然とした』
次のページ
二人
『お父さんが急に倒れた』
二人
『入院になった』
次の日
めい
『お父さんは死んだ』
なよ
めい…私は中学の時まだ出会ってないからわかんないけど、
なよ
辛かったんだね…
めい
え?
めい
私このこと覚えてない
なよ
え?
めい
全く
めい
読んだけど覚えてない
めい
お父さんが死んだ時の日記ってのはわかってたけど、私がいじめられてたとか、全然覚えてない
めい
それになんで続きがないの?
なよ
わかんない…
なよ
なんでかな…
めい
このノートおかしいし、
めい
なんかやな感じがするな
なよ
そうだね…
なよ
今日はもう帰るね…
めい
うん…
なよ
また遊ぼうね!
めい
うん
めい
ありがとう…
なよ
うん!!
なよ
ばいばい!
めい
ばいばい!