貴音
遥
貴音
遥
貴音
貴音
遥
コイツ、わざとなのか!?なに私を1人にさせようとしてんだ!!
遥
貴音
遥
貴音
『待ってよ!』って私の腕をつかむまで振り向いてやらないんだから!
ちょっとは置いてかれる気持ちを理解すればいいのよ!
遥
────ドサッ!!
貴音
貴音
私が振り向くと、ピクリとも動かずに倒れている遥がいた
貴音
貴音
貴音
貴音
貴音
私は駆け寄って遥を抱き起こすが、反応しない
貴音
貴音
こんなのドラマで見たことある...と思いながら、私は辺りを見回す
だが、誰もいない...
貴音
貴音
遥
貴音
遥
貴音
私は安堵のため息をつく
貴音
遥
貴音
遥
貴音
貴音
遥
遥
貴音
一気に温かい気持ちが冷めて、今度は怒りが増してくる
貴音
遥
遥
貴音
貴音
私は、振り上げた拳を遥の脳天に落とした
その瞬間、遥の断末魔と私の怒声が響き渡った
貴音
遥
遥
遥が上目遣いで可愛らしくお願いをしてくる
貴音
なんだこいつは!?無自覚でやってるのか!?この馬鹿は!!
貴音
遥
遥
貴音
貴音
遥
貴音
遥
貴音
遥
貴音
遥
貴音
遥
ホントにこいつは掴みどころのない奴だ...
貴音
遥
貴音
貴音
遥
貴音
叶わない恋だと分かってるけど...それでも、やっぱり...
シンタロー
エネ
シンタロー
エネ
シンタロー
シンタロー
エネ
人造エネミーになった私は目の前にいるご主人に上目遣いで可愛いくお願いする
エネ
シンタロー
ふふふ、揺らいでるぞ!流石DT!いじりがいがある!!
シンタロー
エネ
エネ
シンタロー
シンタロー
エネ
私はシンタローに満面の笑みを見せる
少し呆れ顔のシンタローは、ため息をつくとスマホを取り出した
...そう、榎本貴音は電脳少女エネとして生きているのだ
エネ
愛しいあの人を思いながら......