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ある6人の六ッ子がいた…
それぞれ個性豊かで色があった
赤、青、緑、紫、黄色、ピンク
赤はリーダー‼︎みんなを支える大切な役だ!
青は悲しい色…でも悲しみの後には嬉しさが!なんて考えると青もとてもいい色だ
緑はしっかりした几帳面‼︎自然のようにおおらかな心を持つ色…
紫は心に深く闇を抱えています…でもそんな紫を照らすのが?
そう!黄色です‼︎紫と黄色が一緒になるなんてへんって思うかもだけどそれも個性‼︎
ラストのピンクは甘え上手‼︎一番末っ子に似合いそうな色‼︎でもね?ピンクと黒って意外に合うんだよ?
今日はそーんな個性豊かな六ッ子のお話…
おそ松
トド松
おそ松
トド松
チョロ松
カラ松
十四松
一松
カラ松
おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
カラ松
チョロ松
ピーンポーンパーンポーン…
アナウンス
チョロ松
カラ松
一松
十四松
トド松
おそ松
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンス
アナウンス
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
おそ松
カラ松
おそ松
おそ松
チョロ松
十四松
一松
トド松
カラ松
おそ松
数分後…
チョロ松
十四松
一松
トド松
おそ松
トド松
トド松
チョロ松
一松
十四松
カラ松
チョロ松
カラ松
おそ松
弟達
弟達就寝中
カラ松
おそ松
カラ松
おそ松
カラ松
おそ松
カラ松
おそ松
長兄松就寝
なんてね…カラ松就寝
おそ松
おそ松
アナウンス
赤塚先生
おそ松
赤塚先生
おそ松
赤塚先生
おそ松
赤塚先生
赤塚先生
赤塚先生
赤塚先生
赤塚先生
赤塚先生
おそ松
赤塚先生
おそ松
おそ松
おそ松
おそ松
おそ松
赤塚先生
赤塚と名乗る男はそういい「赤」の男の涙を拭った…跡は残った…翌朝
トド松
十四松
一松
チョロ松
カラ松
トド松
十四松
一松
カラ松
トド松
十四松
一松
カラ松
チョロ松
チョロ松
チョロ松
チョロ松
カラ松
一松
十四松
トド松
カラ松
チョロ松
カラ松
その後…そんなことはなかったと言うように無事に家に帰れた弟達5人
父や母からは「おそ松は?」と聞かれたが「知らない」と答えた
知らないわけがない…知らないふりをするのも辛かった
その夜はまるでお通屋のように暗かった
そして…皆が寝静まり寝息を立てる寝室の窓に…緑の男が立っていた
チョロ松
そういった男の汗は次の光を浴びてとても美しく儚かった
さらに男の瞼には涙が浮かんでいた
それが悲し涙なのか。はたまた嬉し涙なのかはその男にしかわからない
…翌朝
カラ松
一松
十四松
トド松
カラ松
トド松
十四松
一松
カラ松
一松
十四松
トド松
父&母
一松
十四松
トド松
カラ松
カラ松
カラ松
独り言のようにつぶやかれた青のパーカーを着た男は
やはり…涙を浮かべていた
父&母
弟達
カラ松
青と紫、黄色とピンク。残された色は…あと4色
その夜…青の男は寝室のドアをそっと開け外に出た
幸いにも夜中だったため寝静まっていた
そして「青」の男は「赤」と「緑」のパーカーを持ち家を出た
そして走った。走って走って走って…いつのまにか見ず知らずの海へ来た
カラ松
カラ松
カラ松
カラ松
カラ松
カラ松
カラ松
そういい男は海に沈んだ…深く深く深く…深く沈んだ
青の男は目の下にくっきり跡が付いていた
走って流れてしまった涙の跡だ
海に沈んでもその涙の跡は消えないだろう…
きっとそれが…青の男の生きた証になるのである
…翌朝
一松
十四松
トド松
一松
十四松
トド松
紫、黄色、ピンクの男は走った…まるで青の男を真似たように
そして叫んだ…近所迷惑だろうと関係ない…ただひたすら声が枯れるまで叫んだ
残された色はあと3色…
その夜…紫の男が外に出た
ゆっくり…ただ時間を忘れさるようにゆっくりゆっくりある方向へ進んでいった
進んだ先にいたのは…「猫」
一松
猫
一松
猫
一松
猫
一松
一松
一松
猫
一松
紫の男はまるで命をあざ笑うかのように笑いながらそう言った
ただ猫達にはわかっていたのかもしれない
この男が死のうとしているのを…
それを証明したのは自分の瞳だ
だってその男の目には「青」「緑」に続いた…「涙」があったんだから
十四松
トド松
十四松
トド松
十四松
トド松
十四松
トド松
十四松
トド松
そんな問答をやりながら時は過ぎた…残された色は後2色
そしてその夜…兄達の後を追うように「黄色」の男がかさりと音を立てた
男が枕元に置いたのは「手紙」「ピンク」の男宛に書いた手紙だ
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
十四松
翌朝
そんな下手くそな字で書かれた内容の文章だったが
「ピンク」の男の瞳を涙で溢れさせるのには十分だった
ピンクの男はパジャマのまま外へ出た
行く先は…「黄色」の男のところ
「黄色」の男が楽しかった場所なんて一つしかない
「黄色」の男が好きなのは野球。つまりセンバツの会場だ
行ってみるとそこには赤い何かを垂れ流している「黄色」の男の姿があった
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
トド松
赤、青、緑、紫、黄色のパーカーを持って…
こうして「ピンク」の男は高層マンションの屋上へやって来た
残された色は後一色
トド松
トド松
トド松
やはり六ツ子というものだろうか。涙を浮かべたのには変わりはなかった
赤の男は出血死
青の男は溺死
緑の男は飛び降り
紫の男は窒息死
黄色の男は撲殺
ピンクの男は同じく飛び降り
個性豊かとはいうがこれほどまでとは…
涙というのは儚く美しい。
涙腺崩壊などというが所詮大粒の涙を流しているだけ
一番美しいのは無言で静かに数滴の涙を流すのやり方だ
なんだが変な話になって来たとお思いだろう
でもそれはいいのだ
こうして変な話だな。と思うのは感情がある。生きてるということだ
この男達は死んでしまった。生き返ることなどない
虹は色を失った。残された色はあと0色
さて…未来の話をしようか
この男達がこの後どうなったかなど知るよしもない。だが…
ある病院でとても元気な六ツ子が産まれたらしい
全員男の子で大声で産声を上げていた
そして…目には涙が浮かんでいた
泣き終わった後
特に何もなかったかのように静かに眠ったらしい
そして目の後にはくっきりと涙の跡があった
たった一筋。一筋だけだ。
やはり涙はとても美しいものだと私は思う。
「涙の跡は一筋で」