ある日、楚日は死んだ
俺は、何も気づくことができなかった
いや、正確には
「気づくこと」
を恐れていたんだ
俺は、深く後悔した
もういっそ、死んでしまおうとさえ思っていた時だった
やけに煩い、蝉の声が鳴り響いていた
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
その人は現れた
背の高い、飲み込まれてしまいそうなほど黒い髪を後ろで束ねた、青年だった
青年
青年
明人
明人
青年
明人
明人
青年
明人
明人
青年
青年
青年
明人
明人
青年
青年
青年
青年
明人
明人
青年
青年
楚日ともう一度、2人で終わらない夏をのりこえたい
つづく
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