君とふたり(みっちーmain)

いつもの帰り道

此処で私は君に

想いを伝えた＿

そう言い残して駿は

帰ってしまった

あーあ､

言わなきゃ良かった､

好きだなんて､

付き合ってだなんて､

そして私は泣きながら帰った

数週間後

今日も一日が楽しみだな

だって､駿と居れるもん

振られたのは悲しかったけど

幼なじみでいれることに変わりは無いから

あーあ､毎日幸せだな

普通に接しよう

どうしたんだろ｡体調でも悪いのかな

いつもは謙杜と楽しそうにケラケラ笑ってんのに

まぁ謙杜が話してるから

今はそっとしておこう

放課後

帰る前に屋上にでも行こう

ｶﾞﾁｬ

すると

ｶﾞﾁｬ

私は駿に話しかけた

私が名前を呼んでも無視をする

なんで？

そんなに私に告白されるのが

嫌だったの？

それなら謝る

謝るから､

無視しないでよ....

駿は立ち上がり

教室へ戻り

荷物を持って

校門を出た

私は着いて行った

駿は耳にイヤホンをつけて

昔からずっと一緒に

行っていた本屋さんに

入っていった

いつまで経っても駿は

口を聞いてくれない

手につけたのは

私が欲しがっていた本だった

すると

駿は本を取ってレジへ行き

買った

すると店員さんは本をラッピングしてくれた

そして本屋から出た駿をまた追いかける

どこ行こうとしてるんだろ...

それから数分が経ち

駿が行先には

お墓があり

しゃがみ込んだ目線の先には

水乃〇〇

と削られている

墓があった

そうだ､

私､死んだんだ＿

告白した日の帰り道

泣きながら帰っていると

道路を渡っている時に

ｷｷｨｰ！

＼ﾄﾞﾝｯ／

そう､此処で私は

死んだんだ。

即死だ。

あーあ。

死にたくなかったな

後悔と共に涙が溢れた

【じゃ】の一言だったね

やっぱり駿を抱きしめることは

出来ないんだね

幽霊だもんね....

【もちろん】

【え....】

そうだよね､

あなたはアイドルなんだから....

【駿､】

私も

【大好き''だったよ】

あー､もっと一緒に居たかったな

駿の本音を聞きたかったな

もっと生きたかった....

そしたら

駿と付き合えてたのに

ずっと一緒に居れたのにね

でももう駿とは一緒に居れないんだよ

だから､駿

【新しい人見つけて幸せになって】

【私も､】

【世界で1番】

【駿の事愛''してるよ】

【....バイバイﾆｺ】

【ずっと､】

【空から】

【見守ってるよ】

神様､

ありがとうございます

もう一度､駿に会う希望を

チャンスをくださって

全部､

全ての後悔が

消えた訳じゃない

でも少し楽になったよ

【幸せな時間はいつまでも続かない】

続くものじゃないんだよ

【私が】

駿･〇）もう一度人生をやり直せるなら

【素直に想いを伝えたい】

【大好きだよって】

数億年後の未来では

また2人で一緒に

笑って､

ふざけ合って､

他愛もない会話をして

いようね

またね

バイバイ＿

願いに変わって､

最後は嘘になって

【駿が幸せになりますように】

青いまま

枯れてゆく

あなたを好きなままで消えてゆく

両想いだとわかって

青い空に消えてゆく

愛しい日々も恋も

優しい歌も

泡のように消えてくけど

今は痛みと幸せと共に

流れてゆく

私がいれば何もいらないって

そう言っても離さないで

なんてね

嘘だよ

さようなら

幸せになってね

大好きです

愛してます＿