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学校のお昼の時間は、お弁当派と学食派に分かれる。
仲良し4人組の少年たちは、みんなお弁当持参だ。
人気の少ない屋上に移動し、4人集まって仲良く食事をする。
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ぺいんとが、ついにしにがみのいじめっ子にブチ切れたのだが、さすがにガラスを割ったのはマズイ。
ぺいんとといじめっ子たちと、それに巻き込まれたしにがみまでもが、今、職員室に呼ばれて大目玉をもらっているところだ。
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※そんなものありません
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※そんな人居ません
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容赦無くぺいんとのカバンを開く。
そして、期間限定のコーヒーを発見すると、奇声をあげてのたうち回った。
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ぺいんとは巧みにトラゾーをさばくと、その隙を突いて、コーヒーを一気に流し込む。
そして、勝ち誇った表情で、ごくごく、ゴクンと飲み干してしまうのだった。
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しにがみが破いたノートに描いたコーヒーの絵を見せる。
その程度のものにも異常な興奮を見せるトラゾーを、しにがみはうまく廊下へと誘導していく。
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ドオォオォンッ、ドンガラガッシャーン！！！
……うまい事、ロッカーにぶつけて、トラゾーを気絶させれたようだった。
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その時、廊下から先生の素っ頓狂な声が聞こえてくる。
先生
親愛なるクラスメイトたちは、先生に対し、おずおずとこちらを指さしてみせる……。
先生
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えー？本気で言ってんの？
何が羨ましいのか、全然わかんないよ。
むしろ、そっちの方が、ずっとずっと羨ましいけどな？
うーん、うまく言えないんだけどさ。
君は誰かと友達になれた時、それは100%の友達になれたことだと思う？
意味がわかんない？
そうだよな、俺も言ってて、訳わかんない言い方だと思った。
例えばな？学校で、その子とお友達になれたとする。
でもな？
それは、学校という切り取られた空間での"お友達"なんだ。
仮にだぞ？
塾に入ったとする。自分は馬鹿で点数が低い。
でもその"お友達"は、点数が高くて塾でも一目を置かれていた……。
こんな状況の時、その塾という空間では、学校と同様に、その子と"お友達"でいられると思う？
それどころか、塾で出会ったが為に、学校での関係にも、変化が起こるかもしれないってこと、
……理解できる？
……意味不明だって？
あはは、そうだよな！
俺も言ってて、すっごい意味不明だと思ったわ！
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