優斗
じゃ、早速…
ドサッ
チュ
花
…!
花
いきなりは…やめて、
優斗
…じゃあ、
優斗
今からキスするね
花
っ、
チュ
優斗
これでい?
花
…、
優斗
ふふ、顔真っ赤
優斗
かわい、
花
(可愛いなんて、)
花
(今まで言われたことない…。)
花
(もう、さっきから心臓うるさい、)
花
(なんでこんなにドキドキしてるんだろ。)
花
(…もしかして)
花
(私、日向くんのこと…っ、)
花
っそういえば、
花
日向くんのキスはどのくらいもつの?
優斗
んー、わかんない
花
わかんないって、
優斗
まぁ、きれたら花がキスしてくれればいいだけの話だし。
花
っ。
花
…私だって、いつまでも日向くんと一緒にいるわけじゃないんだよ?
優斗
…
優斗
…知ってる
花
…え?
優斗
なんか眠くなってきた
花
え、ちょ、今放課後!
優斗
少ししたら起こして、
花
(…て、ほんとに寝ちゃった。)
花
(適当に30分くらいしてから起こせばいっか。)
花
(そういえば私、鞄とか全部教室に置いてきちゃった…!)
花
(今のうちにとりにいこ。)
ガララッ
女子
あ、やっと来たぁ
花
(え、…)
女子
私達、ずっと桜木さんのこと待ってたんだよね
花
(私のバック持ってる…。)
花
(親切な人達…っじゃないよね、多分)
花
(てことは…)
女子
今日の昼休みのこと、
女子
忘れたわけじゃないよね?
女子
私達を差し置いて優斗くんに近づくとか、許せないんだけど
花
(やっぱり、)
花
(日向くんのことだ)
花
…あの、えっと…
花
というかあれは、日向くんから私にキスしたわけで
女子
はぁ?そんなことどうでもいいんだけど、
ドン
花
いた、
女子
優斗くんも可哀想
女子
こんな女なんかと。
女子
今すぐ優斗くんと別れなさいよ
花
…っ、
花
たとえ、
花
貴方たちが日向くんを好きでも、
花
こんな事する理由にはならないよ、
花
こんな恥ずかしい事したって、日向くんは振り向いてくれない!
女子
なっ!
花
それに、別れる気もない、!
花
(あぁ、言っちゃった。)
花
(でも、日向くんの隣に居たいって、)
花
(思っちゃったんだもん。)
女子
簡単に言わないでよ!
女子
私達はね、優斗くんを遠くから見守ってようって決めてたんだから!
女子
私達の事、よく知りもしないで、
花
(そんなこと言ったら、)
花
貴方達こそ、
花
日向くんのこと、何もわかってない!
花
(キスをしないだけで)
花
(苦しそうに倒れて…。)
女子
っこの、
女子
調子乗りやがって!
花
(殴られる、)
???
なにしてるの?
花
(…え、誰?)
蒼弥
…。
花
(って、蒼弥くん…!)
蒼弥
これっていじめだよね?
蒼弥
やめた方がいいと思うよ
蒼弥
お互いの為に…
女子
っ、いこ!
パタハタパタ
蒼弥
…あれ、言いすぎたかな、
花
(蒼弥くんって天然なのかな…、?)
花
えっと、蒼弥くんありがとね
蒼弥
ううん、それより桜木さん怪我ない?
花
うん、助かったよ!
蒼弥
そっか、なら良かった!
花
(王子様みたいな笑顔、)
花
っわ、もうこんな時間!
花
あ、ほんとありがとね!じゃ、
パタパタパタ
蒼弥
…日向
蒼弥
優斗、
花
日向くん、
優斗
…ん、花?
花
…、おはよう。
優斗
…ね、花
優斗
キスしていい?
花
…な!!
花
っ、…
花
コクッ、
優斗
…
チュ
優斗
ふ、ほんと顔りんごみたい。
優斗
…
優斗
帰ろっか。
つづく







