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五十嵐零斗
真っ暗な異空間 〜隠しカメラより〜
レイ
レイ
レイ
タイガ
レイ
レイ
タイガ
タイガ
"ここから先は、ちょい残酷描写あり! 苦手は人は気を付けて☆ ま、苦手な人は見てないだろうけどねん"
"これだけ!あとはフリースペース! 好きに話していいよ☆" 作者より
タイガ
タイガ
レイ
レイ
タイガ
レイ
レイ
タイガ
レイ
タイガ
レイ
タイガ
レイ
タイガ
レイ
まおクラ・第一章 【まおクラ、始動】
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繧シ繝ォ繝輔ぃ繧ケ
血まみれの床の上、彼は 壁の端まで追いやられ とある女に詰め寄られていた。 その女は、手に何か持っている。
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女の手から振りかざされたガラス片が、 彼の瞳目掛けて振り下ろされる。 反射的に躱そうとしたが… まだ幼い彼が避けられるほど、 その刃は遅く無かった───
ザシュッ!!
───────────────
七月の末頃、夏の気配が近づいてきた風が 城の中たった一つ開け放たれた窓から 滑り込むように、ふわりと入り込んで来る。 葉っぱの匂いが微かにし、心地いい。
タイガ
誰も居ない魔王城。 錆びも朽ちもしない、あの日と なんら変わらぬ城。 両親や兄弟が死に、彼は──タイガは、 形式上は幽閉から解放された。 だが、血の呪縛は変わらない。 今、魔王の権力がゼロに等しくとも 遺された純血は、責務を全うしなければ。
タイガ
タイガ
タイガ
タイガ
魔王城 地下倉庫
タイガ
足元に散乱した財宝やら資料やらを つま先で上手く躱しながら、 奥へ奥へと進んでいく。 安全地帯探しだ。
タイガ
タイガ
タイガ
暫く歩くと、少しスペースの 空いた場所を見つけた。 バリケードというか、寄せ付けない空気が 心做しか強くなっているが。 ここを中心に片付けるには快適だろう。
タイガ
沢山の木箱や本棚、大きなケースを 開けまくりいるいらないを分別していく。 剣や槍みたいな武器だけじゃなく ドレス、ティアラのような高価な調度品も 奪われずにちゃんと残っていた。
タイガ
ふと、やたら厳重に封印された、 中から黒ずんだ何かが溢れている どっからどう見てもの開かずの箱があった。 ただ、掃除中なので開けない訳にはいかない。 いくらタイガが超ヘタレでも。
タイガ
ギィ…
黒いコーティングされたその箱を こじ開けてみるとそこには… ベロアの生地に包まれた、紅黒く変色した であろうダガーがあった。
( ´・ω・)⊃ スッ…
タイガ
触れてみると、全般的にネチョリとした 黒い液体らしき物体がまとわりついていた。 他の武器はこうではなかった、 余りにも不気味なそれに、タイガは 無意識のうちに1歩後ずさっている。
タイガ
( ´・ω・)⊃ スッ…
ネッチョリ…
タイガ
タイガは多少えずきながらも 剣にまとわりついていた黒い液体を 丁寧に拭っていく。その正体は 不明だが、その剣からは 淫魔の持っている魔力特有のねっとり 甘ったるく、かつドギツイ 匂いが漂っていた。 以前の持ち主が淫魔だったのだろうか?
タイガ
タイガ
なんとか拭き終わったが、 それの達成感と剣への探究心よりも 単純な疲労感と湯浴みをして早く寝たい という本能的な衝動の方が圧倒的に上だった。 が、──そんな彼を嘲笑うかのように、 その剣に異変が起こった。
タイガ
紅黒く変色した剣の刀身が、突如光った。 粘りは消えており、気が付いたら 彼の手に何事も無かったかのように その剣は自然に収まっていた。
タイガ
タイガ
タイガ
タイガ
そう、彼自身こそもはやネタにしているが、 タイガは魔王家純血の"長男" だったにも関わらず……
魔力が無いのだ。 少ないとか、薄いとかではなく 完全なる…虚無。
コメント
3件
わあ、第5話読ませていただきました!レイとタイガの軽口を叩き合う掛け合いがすごく自然で、思わず笑っちゃいました。「嘘つけ」からのタイガの顔文字、可愛くて好きです。後半、魔剣との遭遇と幼いゼロスと思しき場面の対比が効いていて、物語が一気に重みを帯びましたね。タイガが「魔法使えない」と自嘲するところ、彼の背負う苦さがじんわり伝わってきます。次が気になります!