テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
3件
うわぁぁイギィ....!! クッソアイツら...💢ええと、名前なんだっけ?ま、いいか そしてアメがめっちゃカッコ良かったです....💞 皆さん、全員分の武器(世界一苦しむやつ)持ってくので一緒に56しにいきません?(^^)b
作者
作者
作者
注意 ・イギリスが可哀想。 ・流血表現あり。 ・嘔吐あり
作者
時はまだイギリスが病む前まで遡る。
イギリス
ルンルンと帰り道をあるく。
なんてったって、今日は好きな紅茶屋が新しく新メニューを出したからだ。
外はもうすっかり真っ暗。
暗い時間に一人で外に出ると、アメリカとカナダが決まって怒ってくる。
2人ともすぐに子供扱いしてくるんです、一応私、親なんですけど…
けど、今日は二人にバレずにこっそりと一人で夜にあの紅茶屋へ向かった。
大丈夫です、バレたとしても、家と紅茶屋の距離はそれほどないです。
グイッ
イギリス
急に裏路地から思い切り裾を引っ張られ、裏路地に投げ入れられる。
イギリス
裏路地へふっとばされ、壁にぶつかる。
モブ
モブ2
イギリス
2人の男は武器を持っていた、金属バット、肉切り包丁
金属バットには少々のへこみ、傷がある。これは、自然できたわけでは無く、何かを何回も殴ったような傷。
一部は少々赤くなっている。
肉切り包丁には血がベッタリついており、想像したくないが、何かを肉を切ったのだと分かる。
イギリス
弱々しい声がもれる。
逃げなきゃ、それなのに、体は恐怖でフルフルと震えるだけ。
モブ
ドガッ!
イギリス
ちょっとではすまないほどいたいパンチが飛んでくる。
モブ2
ダンッ!
イギリス
頭を殴られる。一瞬ものが何十にも見えた。
フラフラす…
ドンッ!
イギリス
フラフラとなっていた世界が殴られてピシッとなり、痛みの衝撃波がくる。
イギリス
イギリス
びちゃ、びちゃと酸っぱいものが口から出てくる。
殴られただけなのに、吐き気がする。…なんで…?なんで、なんで?
モブ
モブ2
モブ
モブ2
……
あぁ、そっか、どこかイングランド兄様に似てるから。
それがフラッシュバッグして、吐いたんだ。
こんなことになるならいっそ…
死にたい。
アメリカ
アメリカ
ダッダッダッと走る。
突然家から消えた親父を探す、
靴がなかったから、おそらく自分の足で外に出たんだろう。
カナダは心配しなくてもいいと言っていたけど、胸がざわざわして、親父を探すため、外に出た
「ッ?!誰か助け“ッかはっ?!」
裏路地から、誰かの悲鳴をあげ、吐血した音が聞こえた。
…まさか…!
アメリカ
全速力で裏路地に向かう。
こんなのは絶対に当たってほしくないけれど、
あの声…親父?
ギラリッ
男の一人が大きな肉切り包丁を持つ
イギリス
モブ2
モブ
男二人がこちらに向かって笑ってくる。
イギリス
その笑いは単なる笑顔でなく、不気味な笑顔
すごく嫌気がする笑顔。
…学校で自分をいじめてきたアイツがよくしてた、酷く醜い笑顔。
イギリス
悲鳴を上げようとしたけど、声がなぜか出ない。
ギラッ!
肉切り包丁の刃がひかり、腕に向かって振り落とされる。
グチャッ
ゴドッ
ぴとぴと、切られた腕の切断面から血があふれる。
イギリス
痛みに慣れてるからか、それとも、痛すぎて声もでなかったのか。はたまた両者か
とにかく、悲鳴すらあげられなかった。
落ちた腕から血が出て、自分の服にしみる。
自分の服を全体的に見ると、Tシャツの白はもう一切なかった。黒いスーツも血の赤が混ざっている。
これ全部、自分の血だ。
イギリス
痛みと精神的疲労、恐怖が混ざった息をする。
逃げたいけど、金縛りにあったように思うように体が動かない。
よく金縛りは夢だと聞くけど、悪夢なら早く覚めてほしい
モブ
モブ2
モブ
バーンッ!
モブ2
どこから銃声が聞こえたかと思うと、1人の男が腹部に銃弾を撃ち込まれ、倒れた。
アメリカ
普段のアメリカじゃ出さない声、怒りに満ちた声だった。
モブ2
男は倒れていた男を拾い上げ、逃げていった。
バーンッ!バンッ!
その背中をアメリカが撃つけど、避けるのが上手いのか、それとも運がいいのか。
全てかわしてすぐにどっかに行ってしまった。
アメリカ
イギリス
さっきまで開かなかった口が嬉しさのあまり勝手に開いて、アメリカの名前を呼ぶ。
それが悪かったのか、口から血が出てきて、それを咳をするように吐き出す。
アメリカ
アメリカが走ってこっちに向かってくる。
アメリカの方へ歩こうとしたけど、体に力が入らなく、足を動かすどころか、立つこともできなかった。
アメリカ
アメリカ
アメリカが切断された腕を見る。
切断面は相変わらず血を流していた。
イギリス
今出せる精一杯の声を出すが、それでも声は弱々しい。
けど、表情は何とかしないとと思い、偽の笑顔を作る。
アメリカ
アメリカがギリッとさっき男達が逃げた方向を睨む。
アメリカ
あれ、なんだろ…
急に意識…が…
アメリカ
最後に分かったのは、地面に倒れる感覚と、アメリカの声だった。
真っ白な天井についた白熱電球。
目を開けると、そんな光景が見えた。
………
モブ2
モブ
おにいさま
おにいさま
おにいさま
不意に嫌な思い出が蘇ってくる。
…もしも、アメリカ達に愛されていなかったら
私の価値はどうなるのでしょう?
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者