月曜日
この日も聖夜は朝六時にアホ美を起こし
権田沼聖夜
権田沼奈穂美
権田沼聖夜
危うく頭がぶつかりそうになり
避けた反動で尻餅をついた
権田沼奈穂美
権田沼聖夜
聖夜は驚きつつも安堵の表情を浮かべる
ついに来た決戦の日
アホ美は気合い十分で支度を始めた
権田沼奈穂美
この日も早々と家を出るアホ美
権田沼珠代
母は何かを感じたのか
アホ美の後ろ姿を心配そうに見つめていた
権田沼聖夜
権田沼珠代
権田沼珠代
権田沼聖夜
母の言葉に驚きつつ
悟られないように聖夜も支度をして家を出る
まだ人気のない学校に到着したアホ美は
いつものように鞄から上履きを出し
代わりに履いてきた革靴を鞄に入れて校舎の中へ
こっそり教室を覗いたが
そこに夕陽達の姿はなかった
権田沼奈穂美
その足で再び廊下を抜け
いつもの校舎裏に移動した
アホ美より少し遅れて到着した聖夜は
教室に向かいながら安藤のことを考えていた
土曜の朝
安藤によってアホ美は教室から追い出された
だがその事に関して学校から家に連絡が来た形跡が全くなく
父も母も何も知らない様子だった
あの安藤の性格を考えると
わざと家に連絡を入れ
"無断欠席をした"等と難癖をつけてきそうな気がしたのだが
もうそれすらもどうでもいいと思ったのか?
連絡がなかったのが幸いではあるが
安藤の言動は自己中心的で教師としての資質に欠ける
権田沼聖夜
権田沼聖夜
権田沼聖夜
聖夜の心配が尽きることはなかった
AM7:30頃
八神蓮斗
金田友美
権田沼奈穂美
いつもより早く登校した友美と蓮斗が校舎裏に集結
安藤優希(担任)
安藤優希(担任)
三人は安藤の言葉に従い教室に行くのを止め
授業にも出ないと心に決めていたが
浪川哲雄
浪川の言葉に従い学校には来ていて
放課後の決戦の時までここで待機していることにしたのだ
金田友美
金田友美
権田沼奈穂美
八神蓮斗
八神蓮斗
八神蓮斗
校舎裏には階段があり腰かけることもできる
だがその階段はコンクリート製で固く
長時間、座り続けるには不向きな場所だった
金田友美
友美がそう呟いた直後
アホ美のスマホが震え
画面に聖夜からのメッセージが表示された
権田沼奈穂美
八神蓮斗
権田沼聖夜
権田沼聖夜
権田沼奈穂美
聖夜からのメッセージを読んだ三人は
権田沼奈穂美
浪川の言葉に従い場所を移動することにした
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