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連載ブクマ失礼します!!
連載ブクマ失礼します!
今回のも最高でした!!!
❥ご本人様とは一切関係ありません
❥nmmn注意
❥通報やパクリはお控えください
『転生したら嫌われ者の悪役だった件』 3
「子犬を助けたい」
その一心で
俺は川に飛び込んでいた
紫
心配する子供や紫ーくんの声なんか 聞かずに__
赤
必死に泳いで泳いで
何とか子犬のいる岩場まで たどり着くことが出来たものの
泳ぐのかそう得意ではない俺の身体は限界が近づいていた
最後の力を振り絞って子犬を浅瀬まで 運ぶことには成功した
ただ
水を吸って重くなる服に 身体が耐えられず
力が抜けていくのを感じていた
視界はどんどん暗くなり
俺は目を閉じた_。
紫
水の水位が上がっていく中
赤様が川に飛び込んだ
俺の声は届いていない様子
すぐに助けに行こうと、 俺も川へ飛び込もうとした
が、
紫
村の住人だろうか、
俺の腕を掴んでいる
紫
そんなのわかっている
でも、このままじゃ…、
紫
いつも 力仕事をしているのだろうか
大柄な村人の力に負け、救助に向かうことが出来ない
子供
助けを呼びに、子供は家が集まる方へ走っていた
…まずい、
子犬は助かったが
力が尽きたのだろうか
赤様が動かなくなっていく
紫
俺の声は虚しく、雨の中に消えていく
その時だった
ばしゃん
大きな水音の方に視線を向ける
紫
息ができない
力が入らない
つめたい
さむい
おれ、このまま死んじゃうのかな
たすけて
こわいよ
おれ、もう限界かも、
その時、誰かに腕を掴まれたような 感覚が走る
____だれ?
ばしゃん
大きな水の音の方に視線を向ける
紫
そこにいたのは
桃髪と青髪、黄髪の王子だった
赤
ここは…、?
見覚えのない部屋
ふかふかのベッドの上にいる自分
なんでここにいるんだっけ…、?
状況がよく分からないまま、とりあえずベッドから立とうと体を起こす
フラッ…
赤
ガシッ
青
桃
黄
赤
青
熱でもあるのだろうか
頭がぼーっとしてまともに立つことが出来ない
黄
ピトッ
赤
俺が熱いだけなのだろうか
ひたい に冷たい手が触れる
なのに寒気もする
頭がぐるぐるして変な感じ、
黄
青
桃
赤
黄
黄
桃
桃
あー、…そうだったけ、
頭痛くて思い出せないや…、
青
そう言われベッドに優しく寝かせられる
桃
黄
青
ガチャ…
青
青
この時の俺は 熱でおかしくなっていたのだろうか
ぎゅっ
赤
青
赤
青
赤
青
彼は優しく頭を撫でてくれて
俺は安心して眠りについた__。
continue.