テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
分かる、めっちゃ分かる ナチって最高にカッコいいよね
更新あざす!
くじら🐋
くじら🐋
くじら🐋
Let’s go↓
イタ王が熱を出してから2週間
俺はまた、仕事に戻っている
ナチスという新たな大国が生まれた以上、
普段軍を動かしている俺ら国の仕事も増える
ナチス
そしてそこにも上下関係というものが存在する
上司
ナチス
上司
ナチス
気色悪い文化だ
ナチス
上司
上司
上司
ナチス
仕事より上司の対応で疲れている
心身ともに限界がすでに来ているのだろう
ナチス
ナチス
この量ならあと30分あれば終わるはずだ
机の上にあるコーヒーを飲みながら、 また手を動かしていく
仕事を終えて立ち上がる
最近まともに寝ていないからだろうか
なんだか眩暈がする
ナチス
ナチス
そうしてふらふら駅へ向かった
イタ王にメッセージを送る
正直既読は着かないでほしい
サロ
ナチス
此奴…毎回気配がないな
サロ
ナチス
ナチス
サロ
サロ
俺此奴に家教えてないんだけどな
イタ王が教えるとも考えられない
ナチス
サロ
サロ
ナチス
一週間前に作り終えたのがあるはずだ
サロ
ナチス
また盗んだのか……此奴
ナチス
ナチス
サロ
サロ
ナチス
サロ
サロ
サロ
そう言いイタ王について教えてくれる
要約すると、 ・サロとイタ王が従兄弟であること ・イタ王は過去の記憶を川から落ちてなくしたこと ・だからサロと従兄弟であることを覚えていないこと ・うつ病はその治療の際の病院で発症したこと
サロ
ナチス
そう言ってサロはまた電車が来る音とともに消えた
ナチス
電車に乗って、家へと急いだ
急いで家へと帰り、食卓のドアを開く
ガチャ
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
屈託のないように見える笑顔を向けるイタ王
だがその裏にはちゃんと隈がある
その貼り付けた笑みのままイタ王が言う
イタ王
その笑顔が皮肉にも苦しそうで
声が少し詰まってしまう
ナチス
イタ王
イタ王
そう言う顔にもやっぱり隈があって
疲れてるのがよくうかがえる
だからこそ、彼の傍を離れたくなくて。
ナチス
自分の疲労もあったのか、気付けばそう呟いていた
イタ王
久しぶりにイタ王の表情が変わる
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
「俺だって、つらいのに」
そんなこと言っちゃいけないのはわかってる
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
普段うつだからなのだろうか?
まさに「助けて」と言わせられるような言葉
ナチス
無理だ、此処は甘えるしかできなさそうだ
そう思うと、一気に体から力が抜ける
ナチス
隠すわけじゃないが、そんなに疲れてたのか…
それにも気づけないとは…
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
やっぱりイタ王は優しいんだ
誰よりも、誰よりも
ナチス
そう思った瞬間、本音が漏れていく
ナチス
イタ王
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
涙が勝手にあふれてくる
何好きな相手の前で泣いてるんだよ、俺
ナチス
ナチス
自嘲気味の笑みが自然とこぼれる
イタ王
今度は、さっきより少し優し気な笑み
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王に行かせちゃダメだ
そう分かっているのに
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
それなのに、否定もできないんだ
自分が…楽になることを望んでしまうのか
イタ王
また作り笑いでイタ王が言う
ナチス
そんな姿にも、優しすぎる姿にも、
自分を大切にしてくれない イタ王の全てにも腹が立ってくる
イタ王
それを汲み取ったのか、イタ王が聞いてくる
イタ王
ナチス
お前にはわからないだろ
ナチス
ナチス
そう言うと、
イタ王
イタ王
そしてまた、上手になった作り笑いを向ける
ナチス
そうして食卓に着いた
イタ王
ナチス
そうしてそのまま部屋…食卓をでてしまった
取り敢えず、急いでご飯を食べる
いつも通り美味しいご飯を食べて、イタ王のもとへ向かった
目の前にあるドアを軽くたたく
ナチス
返事がなくて不安になる
ナチス
……仕方ない、無理矢理入るか
ガチャ
中に入ると、ぼーっとしたイタ王がいる
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王の目を見つめなおす
赤と緑の美しい目が、少しずつ震えていく
ナチス
ナチス
イタ王
その目に、光が宿ってないように見えた
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
また話題を逸らされる
………まぁ、いいだろう
ナチス
ナチス
イタ王
道連れにしてやる
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
ナチス
俺が一緒に寝たいのもあるけどな
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
これ以上は虐めないでおいておくか
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ただ、彼の口からその言葉が出たことが嬉しかった
イタ王
少しだけ、イタ王が嬉しそうに笑ってくれる
ナチス
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
そう言い、こっそり手をつなぎながら
片手で電気を消した____