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火桜 まこと
(な、なんでここに…)
火桜 まこと
(人間の匂いはしなかったはずなんだけど…)
笠倉 天音
な、なんでここに？…
笠倉 天音
先生…
甘傘先生
…
甘傘先生
ぷッ（笑）
甘傘先生
何真剣な顔してんだよ（笑）
笠倉 天音
え、…あ、
火桜 まこと
…
甘傘先生
まことくん
火桜 まこと
なんですか…
甘傘先生
いい血の女の子を独り占めなんてずるくないか？
火桜 まこと
なっ！
笠倉 天音
っ！
笠倉 天音
(なんでそのことを知ってるの？…)
火桜 まこと
ま、まさか…
火桜 まこと
先生も…？
甘傘先生
うん、そうだよ
甘傘先生
僕も君と同じく「吸血鬼」
火桜 まこと
えっ！
笠倉 天音
先生も？！
甘傘先生
だから人間の匂いがしなかったんだ
ばっ！
火桜 まこと
あまちゃんに何する気！
甘傘先生
いや、別に？血を少し飲みたいだけだよ？
甘傘先生
彼女の血は、この学校…いや、世界で1番美味しそうな血なんだよ
甘傘先生
今まで世界を回ってきたけど…
甘傘先生
彼女みたいに美味しそうな血は、見たことがないよ（笑）
火桜 まこと
っ、
笠倉 天音
まっ、待って！
火桜 まこと
えっ！
甘傘先生
？？
笠倉 天音
私は、血を吸われる為に生まれたんじゃないの！
甘傘先生
ほう
甘傘先生
じゃあ天音さんが言いたいのはどちらも吸わないで…と？
笠倉 天音
そういうことです！
火桜 まこと
やだ…
笠倉 天音
っ、
火桜 まこと
あまちゃんじゃなきゃヤダ！
甘傘先生
…
甘傘先生
だな
甘傘先生
僕もまことくんと同じ気持ち
甘傘先生
……僕さ
甘傘先生
喧嘩するのやなんだよね
甘傘先生
だから交代で飲もうよ！
火桜 まこと
え？
笠倉 天音
ふぁっ？
甘傘先生
まことくんもいいって言ってくれたし
甘傘先生
飲ませてもらうね
笠倉 天音
(私がいいって言ってないんですけど…)
笠倉 天音
まことったら…怒って教室に戻っちゃいましたよ…
甘傘先生
まぁ平気だよ（笑）
甘傘先生
時間もったいないから飲むね
カプっ
笠倉 天音
ん///
笠倉 天音
(あれ？)
笠倉 天音
(まことの時より優しくて柔らかい…)
甘傘先生
(やばい…やみつきになりそう…)
「だ、…め…」
甘傘先生
っ、
ばっ！
笠倉 天音
キャッ！
甘傘先生
あっ！
甘傘先生
天音さん！
甘傘先生
大丈夫ですか？…
笠倉 天音
わ、私は大丈夫です…
笠倉 天音
先生は、大丈夫ですか？
甘傘先生
はい…だいじょ…
甘傘先生
ぶ…
がたんっ
笠倉 天音
せ、先生?!
甘傘先生
ん…
笠倉 天音
大丈夫ですか？…
甘傘先生
え、あ、
甘傘先生
うん…大丈夫…
笠倉 天音
よかった…
なでなで
甘傘先生
え？
笠倉 天音
あっ！
笠倉 天音
すみません！つい、癖で！///
何故だろう…
とても…懐かしい…
『よしよし…』
甘傘先生
っ、
甘傘先生
「由美」…？
笠倉 天音
えっ！
グイッ
笠倉 天音
んっ…
笠倉 天音
(えっ、キスされてる？！///)
甘傘先生
……
甘傘先生
(あ、れ…)
ばっ
甘傘先生
ご、ごめん！///
笠倉 天音
え、いや！///
笠倉 天音
(今のは事故だ！今のは事故だ！///)
甘傘先生
(何やってるの！まじで！///)
火桜 まこと
っ、
火桜 まこと
(つい、ドアに隠れちゃった…)
火桜 まこと
(…)
火桜 まこと
手遅れ…だよね…
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