美愛
美愛
沙樹
美愛
美愛
沙樹
沙樹
美愛
口にするべきか、躊躇った
そもそも、話すより前に攻撃を仕掛けるべきだ
でも、仲間意識が、抜けない
だから、もう言ってしまおうかな
私の苗字
妖魔の国の、身分証
もう使わなくなった名前を
……君へ
美愛
美愛
沙樹
沙樹
沙樹
美愛
美愛
沙樹
沙樹
美愛
……炎で囲まれた
避けても、これ
美愛
美愛
沙樹
沙樹
沙樹
美愛
美愛
沙樹
沙樹
美愛
美愛
美愛
美愛
美愛
美愛
沙樹
沙樹
美愛
一瞬だけ周りの炎を消しその内に沙樹へ近づく
頼むからこれで気絶してくれと願いを込めて
美愛
術が発動され一瞬だけ消える炎
そしてすぐに近づいてくる氷桜
沙樹
沙樹
氷桜にとても強く蹴られた
蹴られるのは想定しておらず軽くすっ飛んでしまった
美愛
美愛
美愛
沙樹
美愛
美愛
美愛
沙樹
そして、無詠唱で発動させた術で作った炎の縄で氷桜を縛る
沙樹
沙樹
手のひらに炎を出現させ近づける
確実にここで殺すという意図を込めて
美愛
美愛
美愛
沙樹
酷い頭痛がする
後はこいつに火をつけるだけ
なのに、なのに、なのに!!!
なんだ、なんだこの
「酷い違和感とやるせない後悔は」
コメント
3件
美愛さんの苗字…今はもう使わない苗字……氷桜……かっけえ……✨✨ 妖魔の国の最後の天皇……その身分を沙樹さんに伝える、って展開はやっぱり美愛さんは今は敵とはいえ沙樹さんのことを大切な仲間だと思ってるんだな、ってことが凄く伝わってくる……💭展開術を使わないとこは尚更…… 美愛さんの「沙樹」呼びに反応する沙樹さん……頼む、記憶戻ってくれ……😭🙏