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復讐の百合 第1話

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復讐の百合 第1話

1 - 復讐の百合 第1話

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2021年06月04日

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一人の女が崖に立つ。 今にも豪雨がきそうな天候の中で、 傘も持たずに風を受けている。 その姿はまるで…

未知子

あきらさ〜ん、お腹すいたよぉ〜

おまたせ〜。
今日は、未知子の好きなおでんよ。

未知子

やったーー!
すっごく食べたかったんだよね。
なんでわかったの?
まさかのまさかで、テレパシーとか?

テレパシーなんて使わなくても、未知子の事で、知らないことなんて、私にはございません。

未知子

さすが〜。
まぁ、昭さんは、私が小さい頃からお世話になってる、親以上の存在だから、感謝してます。

言われてみればそうよね。
なら、そろそろ、手に職をつけて、働いてもらおうかしら。
それに、未知子に会わせたい人がいるのよ。

未知子

会わせたい人?誰だろ〜。

私の旧友でね、この人なんだけど。

昭が、未知子に写真を見せる。

今は、警視庁の刑事から、警視総監にまで上り詰めたエリート中のエリートよ。

未知子

へぇー凄いじゃん。
昭さんとは大違い笑

そーね。
でも、まぁ、私もこうして、この神原探偵名医紹介事務所を持てたんだから、幸せ者よね。

未知子

そーだね。
で、なんで、この人が、私に会いたがってるの?

なんでも神南南署に、捜査一課とは別に、強行犯第4係って所があって、そこの主任を探してるみたいなのよ。
で、医療に通じて、警察業務に携わる人、知り合いにいないかって相談を受けたのよ。

確かに、私の知り合いに、前に警察官で、今は違う職についてる人とか色々知ってるけど、ここは、未知子に行ってもらおうと思ってね。

未知子

え!!!
なんで、私なの?
私、警察官の仕事とかわからないよ。
しかも主任って責任重大じゃん。
できないよぉ

そーよね。
未知子なら断ると思ってた。
今まで馬鹿みたいに、医術と探偵一筋だった未知子に、急に刑事仕事の主任になれなんて不利なことだものね。

でも、もしあの女がいるって知ったら、それでも断る?

未知子

あの女…?

未知子

まさか…

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