一人の女が崖に立つ。 今にも豪雨がきそうな天候の中で、 傘も持たずに風を受けている。 その姿はまるで…
未知子
あきらさ〜ん、お腹すいたよぉ〜
昭
おまたせ〜。
今日は、未知子の好きなおでんよ。
今日は、未知子の好きなおでんよ。
未知子
やったーー!
すっごく食べたかったんだよね。
なんでわかったの?
まさかのまさかで、テレパシーとか?
すっごく食べたかったんだよね。
なんでわかったの?
まさかのまさかで、テレパシーとか?
昭
テレパシーなんて使わなくても、未知子の事で、知らないことなんて、私にはございません。
未知子
さすが〜。
まぁ、昭さんは、私が小さい頃からお世話になってる、親以上の存在だから、感謝してます。
まぁ、昭さんは、私が小さい頃からお世話になってる、親以上の存在だから、感謝してます。
昭
言われてみればそうよね。
なら、そろそろ、手に職をつけて、働いてもらおうかしら。
それに、未知子に会わせたい人がいるのよ。
なら、そろそろ、手に職をつけて、働いてもらおうかしら。
それに、未知子に会わせたい人がいるのよ。
未知子
会わせたい人?誰だろ〜。
昭
私の旧友でね、この人なんだけど。
昭が、未知子に写真を見せる。
昭
今は、警視庁の刑事から、警視総監にまで上り詰めたエリート中のエリートよ。
未知子
へぇー凄いじゃん。
昭さんとは大違い笑
昭さんとは大違い笑
昭
そーね。
でも、まぁ、私もこうして、この神原探偵名医紹介事務所を持てたんだから、幸せ者よね。
でも、まぁ、私もこうして、この神原探偵名医紹介事務所を持てたんだから、幸せ者よね。
未知子
そーだね。
で、なんで、この人が、私に会いたがってるの?
で、なんで、この人が、私に会いたがってるの?
昭
なんでも神南南署に、捜査一課とは別に、強行犯第4係って所があって、そこの主任を探してるみたいなのよ。
で、医療に通じて、警察業務に携わる人、知り合いにいないかって相談を受けたのよ。
で、医療に通じて、警察業務に携わる人、知り合いにいないかって相談を受けたのよ。
昭
確かに、私の知り合いに、前に警察官で、今は違う職についてる人とか色々知ってるけど、ここは、未知子に行ってもらおうと思ってね。
未知子
え!!!
なんで、私なの?
私、警察官の仕事とかわからないよ。
しかも主任って責任重大じゃん。
できないよぉ
なんで、私なの?
私、警察官の仕事とかわからないよ。
しかも主任って責任重大じゃん。
できないよぉ
昭
そーよね。
未知子なら断ると思ってた。
今まで馬鹿みたいに、医術と探偵一筋だった未知子に、急に刑事仕事の主任になれなんて不利なことだものね。
未知子なら断ると思ってた。
今まで馬鹿みたいに、医術と探偵一筋だった未知子に、急に刑事仕事の主任になれなんて不利なことだものね。
昭
でも、もしあの女がいるって知ったら、それでも断る?
未知子
あの女…?
未知子
まさか…