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ドS編集者と女子高生小説家

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ドS編集者と女子高生小説家

3 - ドS編集者と女子高生小説家 第3話

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2019年08月24日

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伊原乃亜

いやいや…!

伊原乃亜

何言ってるんですか!

伊原乃亜

彼氏って…

白崎響

もちろん本当に彼氏になるわけじゃない

白崎響

お前みたいなガキに興味ないからな

伊原乃亜

なっ…

伊原乃亜

(本当に失礼な人…!)

白崎響

ただの恋人ごっこだ

白崎響

次回作が完成するまでの期間限定のな

白崎響

デートが何なのか、カップルが何なのか

白崎響

形だけでも経験することで、少しはイメージが湧くだろ

伊原乃亜

まあ、そうかもしれないですけど

伊原乃亜

でも、そういうのは…

白崎響

次回作、売れなきゃいけないんだろ?

白崎響

女子高生だって肩書きが無くても

白崎響

小説が売れることを証明したいなら

白崎響

なりふり構ってる場合じゃない

伊原乃亜

…………

白崎響

今度の日曜は空いてるか?

伊原乃亜

特に予定はないですけど

白崎響

じゃあ11時にT駅に来い

白崎響

デートに連れてってやる

伊原乃亜

デート!?

日曜日

伊原乃亜

待ち合わせの20分前か…

伊原乃亜

さすがにまだ来てないみたい

伊原乃亜

(あー…緊張する)

伊原乃亜

(デートなんて初めてだもんなぁ)

白崎響

乃亜

伊原乃亜

伊原乃亜

(響さん、私服だ…)

伊原乃亜

(スーツも良いけど、私服もカッコイイ)

伊原乃亜

(やっぱりこの人、性格は悪いけど顔は良いよね)

白崎響

ずいぶん早いんだな

白崎響

そんなに俺とのデートが楽しみだったか?

伊原乃亜

ち、違います…!

伊原乃亜

ただ電車の乗り継ぎがスムーズにいって

伊原乃亜

たまたま早く着いただけです

白崎響

ふーん

白崎響

そういうことにしといてやるか

白崎響

じゃあ、早速行くぞ

伊原乃亜

どこに行くんですか?

白崎響

水族館だ

伊原乃亜

響さん、見て下さい!

伊原乃亜

カラフルな魚がいっぱい泳いでますよ!

伊原乃亜

あ、あっちには大きなエイがいます!

白崎響

はは、お前はしゃぎすぎ

伊原乃亜

いいじゃないですか

伊原乃亜

せっかく来たなら楽しまないと損ですし

白崎響

そんなキョロキョロして

白崎響

迷子になっても知らないぞ

伊原乃亜

子供扱いして…

伊原乃亜

私だって大人なんですから

伊原乃亜

そんなことにはならないですよ

数十分後

伊原乃亜

うそ…

伊原乃亜

響さんとはぐれちゃった

伊原乃亜

さっき迷子にならないって言ったばかりなのに

伊原乃亜

後で絶対にバカにされる…

オジサン

ねえ、キミ

オジサン

さっきからこの辺をウロウロしているけど、どうしたの?

伊原乃亜

実は、知り合いとはぐれてしまって…

オジサン

それは困ったね

オジサン

探しているのはどんな感じの人?

伊原乃亜

20代前半の男性で、ネイビーのジャケットを着てるんですけど

オジサン

その人ならさっき見かけたよ

伊原乃亜

本当ですか!?

伊原乃亜

どこにいました?

オジサン

あっちの方だったんだけど

オジサン

ちょっとわかりにくい場所なんだよね

オジサン

そうだ

オジサン

俺がその人のところまで連れてってあげるよ

伊原乃亜

いいんですか!?

伊原乃亜

ありがとうございます

伊原乃亜

(良かった、親切なおじさんに出会えて…)

スッ

伊原乃亜

え…

伊原乃亜

(何でこの人、私の腰に手を回しているの?)

伊原乃亜

(それに呼吸も荒いような…)

オジサン

じゃあ行こうか

伊原乃亜

(どうしよう…)

伊原乃亜

(離れてほしいけど、なんて言えば…)

伊原乃亜

あ、あの…

グイッ

白崎響

その汚ねぇ手を放せ

伊原乃亜

響さん!?

オジサン

な、何だキミは…

オジサン

俺はただ、親切心で声をかけただけで…

白崎響

何が親切心だ

白崎響

こいつをどこに連れ込むつもりだったんだ?

白崎響

言えるもんなら言ってみろよ

白崎響

この変態オヤジ

オジサン

変態って、俺は…

客1

変態オヤジだって

客2

あー…見るからに気持ち悪いもんね

オジサン

…っ、くそ…

オジサン

覚えてろよ

バタバタバタ…

伊原乃亜

(あんな漫画みたいな捨て台詞で立ち去る人いるんだ)

伊原乃亜

(でもとにかく、何もなくて良かった…)

伊原乃亜

響さん、ありが…

白崎響

何やってんだ!

伊原乃亜

白崎響

ぼんやりしてないで、ちゃんと抵抗しろよ

白崎響

どこに連れ込まれるか分からなかったんだぞ

伊原乃亜

ごめんなさい…

白崎響

あ、いや…悪い

白崎響

俺にも非があるな

白崎響

俺とはぐれなければ、こんなことにならなかったわけだし…

ギュッ

伊原乃亜

伊原乃亜

(響さんが私の手を握ってる!?)

白崎響

これならはぐれないだろ

伊原乃亜

はい…

伊原乃亜

(響さんの手のひら、大きい)

伊原乃亜

(それにすごく温かいな…)

伊原乃亜

響さん、今日はありがとうございました

伊原乃亜

とても楽しい時間を過ごせました

伊原乃亜

この体験を小説に活かして

伊原乃亜

良い作品を完成させられるように頑張ります

伊原乃亜

今日は本当にありがとうございました!

白崎響

お前、なにデートの最後みたいな発言してるんだ?

伊原乃亜

え?

伊原乃亜

でも、もう夕飯も食べましたし

伊原乃亜

これで帰るんじゃないんですか?

白崎響

まだ帰らない

白崎響

むしろ恋人たちのデートって言ったら、夜が本番だろ

伊原乃亜

夜が本番…?

白崎響

…………

伊原乃亜

(響さんの目、いつもと違うような…)

伊原乃亜

(真剣というか、熱を帯びているというか…)

伊原乃亜

(そういえば、この辺ホテルがいっぱいある)

伊原乃亜

(夜が本番って、まさか…!)

白崎響

乃亜

白崎響

これから俺が、大人の夜を教えてやる

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