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ただ一緒に笑っていたいから

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23

完璧な嘘

♥

222

2024年03月03日

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旅行から数日経ったある日の夜

siva

ふっふっふ〜w

yuan

ちょっ、待てsivaさん!!

uri

おぉw

naokiri

sivaさんが優勢ですかw

いつもに比べて

リビングが少し騒がしい

eto

noa

あ、etoさん!

jpapa

おぉ〜!やっほ〜

eto

何してるの?

ソファに座る4人の後ろで

noaさんとjppが私に手を振っている

jpapa

あ〜w

jpapa

罰ゲームをかけて勝負中w

eto

罰ゲーム?

noa

最下位が1位の言うことを何でも1つ聞くらしいですw

eto

なるほど

jpapa

それでuriが1位だから
2人ともガチで嫌がってんのw

eto

uriか〜w
それはやだわw

jpapa

でしょ?w

yuan

もうまじで無理!!!

珍しく

ゲームが得意なyuanくんが

今のところ最下位みたいだ

uri

さぁさぁ誰が罰ゲームかな〜?w

jpapa

uriめっちゃ楽しそうじゃんw

uri

ふははは〜w

eto

うっわ性格わる〜w

uri

いや言い方悪いだろw

eto

www

そんなことを話していると

yuanくんが突然大声をあげる

yuan

あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!

eto

ひゃっ、

yuan

負けたぁぁぁ!!!

naokiri

おぉ!www

jpapa

etoさん大丈夫?w

eto

あ、うんw

その声に驚き

ゲームの画面を見ると

yuanくんの負けで勝負がついていた

eto

あらまぁ

jpapa

yuanくんお疲れ〜w

yuan

マジで最悪だ......

uri

そんな嫌がることないだろw

eto

どんまいyuanくんw

帰りの車の中での出来事以降

yuanへの好きって気持ちは

私の中に、ちゃんと封印した

今、普段通りに出来てるのか

全然わかんないけど

多分できてる気がする

自分の、この気持ちより

yuanくんの気持ちを

仲間を、家族を

壊したくないから

 

だけど

yuan

あ、うん......w

eto

....、

あの日からずっと

yuanくんの私に対しての態度が

冷たくて、そっけなくて

その度に

jppは心配そうな顔をして

noaさんは考え込むような仕草をする

その意味も、理由も知らないまま

ただただ時間だけが過ぎる

yuan

んで、?
罰ゲームはなんなの

uri

機嫌悪w

yuan

お前の罰ゲームはろくなことねぇもん

naokiri

確かにw

uri

ごめんてwww

uri

それじゃあ罰ゲームは〜

uri

恋バナだ☆

eto

yuan

っはぁ!?

uri

好きな子おるん?

yuan

おまっ、はぁ、?

uri

おっ?その反応は居るな〜

突然話を始めたuriは

足を組んでニヤニヤしながら

yuanくんに質問攻めしている

yuan

......っ、

jpapa

......

yuan

うっ、ま、まぁ、居るっちゃ、居るけど......

eto

......えっ、

小声で少し顔を赤らめながら

俯いてそう言うyuanくんを見て

思わず声が漏れる

jpapa

etoさん?

eto

へ、

jpapa

どうしたの?

eto

う、ううん、何も......

jpapa

......そっか

uri

まじ!?

uri

誰誰〜?

yuan

い、言わねぇよ、/

uri

えぇ〜?

yuan

えぇ〜?じゃないわ!

uri

じゃあ年齢は?

uri

歳上?歳下?

yuan

えっ、と、歳上......

uri

おぉ〜!

uri

可愛い?

yuan

か、可愛い...よ、//

naokiri

yuanくん照れてますね〜w

yuan

うるさい......//

yuanくんがあんなに照れているのを

初めてみた気がする......

そっか、

いるんだ、好きな人......

eto

......あっ、

ダメだ、私にはもう関係ないのに、

uri

ほほぉんw

yuan

なんだよもぉ、

uri

いーや?w
面白いなぁと思ってw

yuan

だる、w

eto

......ご、ごめんっ、私、

eto

ちょっと出掛けてくるね、

siva

え、こんな時間に?

23時、外はもう真っ暗で

正直怖いけど、

どうしても、

この空気に耐えられなくなって

eto

あ、えっと、うん、すぐ近くだから、

uri

え、でも流石に1人は危ないだろ、

uri

着いていこうか?

eto

ううん、大丈夫

eto

ほんとすぐだから、

yuan

etoさん、?

eto

ごめんっ、行ってくるね、

みんなの心配そうな声を背に

家を飛び出した

eto

......はぁ、

逃げるように、

出てきちゃったな、

きっと......、いや

明らかに不自然だった

eto

ちゃんと、

eto

ちゃんと出来てると思ったのに、

中途半端じゃだめだ、

隠すって決めたんだから、

1mmでも出しちゃいけない、

もっと、ちゃんと、

私に、みんなに、

完璧な嘘をつかなくちゃ

いけないのに、

ただ一緒に笑っていたいから

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コメント

3

ユーザー
ユーザー

最高すぎます~.ᐟ.ᐟ

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