旅行から数日経ったある日の夜
siva
yuan
uri
naokiri
いつもに比べて
リビングが少し騒がしい
eto
noa
jpapa
eto
ソファに座る4人の後ろで
noaさんとjppが私に手を振っている
jpapa
jpapa
eto
noa
eto
jpapa
eto
jpapa
yuan
珍しく
ゲームが得意なyuanくんが
今のところ最下位みたいだ
uri
jpapa
uri
eto
uri
eto
そんなことを話していると
yuanくんが突然大声をあげる
yuan
eto
yuan
naokiri
jpapa
eto
その声に驚き
ゲームの画面を見ると
yuanくんの負けで勝負がついていた
eto
jpapa
yuan
uri
eto
帰りの車の中での出来事以降
yuanへの好きって気持ちは
私の中に、ちゃんと封印した
今、普段通りに出来てるのか
全然わかんないけど
多分できてる気がする
自分の、この気持ちより
yuanくんの気持ちを
仲間を、家族を
壊したくないから
だけど
yuan
eto
あの日からずっと
yuanくんの私に対しての態度が
冷たくて、そっけなくて
その度に
jppは心配そうな顔をして
noaさんは考え込むような仕草をする
その意味も、理由も知らないまま
ただただ時間だけが過ぎる
yuan
uri
yuan
naokiri
uri
uri
uri
eto
yuan
uri
yuan
uri
突然話を始めたuriは
足を組んでニヤニヤしながら
yuanくんに質問攻めしている
yuan
jpapa
yuan
eto
小声で少し顔を赤らめながら
俯いてそう言うyuanくんを見て
思わず声が漏れる
jpapa
eto
jpapa
eto
jpapa
uri
uri
yuan
uri
yuan
uri
uri
yuan
uri
uri
yuan
naokiri
yuan
yuanくんがあんなに照れているのを
初めてみた気がする......
そっか、
いるんだ、好きな人......
eto
ダメだ、私にはもう関係ないのに、
uri
yuan
uri
yuan
eto
eto
siva
23時、外はもう真っ暗で
正直怖いけど、
どうしても、
この空気に耐えられなくなって
eto
uri
uri
eto
eto
yuan
eto
みんなの心配そうな声を背に
家を飛び出した
eto
逃げるように、
出てきちゃったな、
きっと......、いや
明らかに不自然だった
eto
eto
中途半端じゃだめだ、
隠すって決めたんだから、
1mmでも出しちゃいけない、
もっと、ちゃんと、
私に、みんなに、
完璧な嘘をつかなくちゃ
いけないのに、
コメント
3件
最高すぎます~.ᐟ.ᐟ